6月15日は、ブライトン(Brighton)とポーツマス(Portsmouth)の中間点付近の農村地区で朝を迎えました。
昨晩は十分に疲れていた為か、9時過ぎに寝袋に潜り込むと、朝まで熟睡しました。
朝、車の屋根を叩く雨の音で目を覚ましました。
寝るとき、風を伴う雨が窓を濡らしていたので、雨は一晩中降り続いていたかもしれません。
テントだったら熟睡できなかったと思います。
私は30歳の頃まで野山を歩き回り、北海道で冬山の雪洞に寝るような生活を続けていましたから、屋根のない場所で寝ることに何の抵抗もありませんが、流石にこの歳になると、雨の露営は、体にかなりの負担が掛かったはずです。
もっとも、昨日は夕方から雨が降っていましたので、体を伸ばすスペースが車内に確保できなければ、テントは張らずに、B&Bかホテルを選択していたと思います。
昨日は事前に調査したリストを元に、町や観光名所などを、気の向くままに訪ね歩きました。
車旅行のメリットを最大限に生かし、時刻表に囚われないきままな旅を存分に楽しむことができました。
しかし、二週間のスケジュールで、スコットランド最北端を訪ね、主な植物園を訪問し、名所旧跡も一通り見たい、という欲張りな計画は、昨日の経験から、どの程度スリムアップすべきかの見当が付きました。
先を急ぐ必要がありそうです。
そんな訳で、今日は朝4時半に車をスタートさせました。
イギリスは日本人の認識以上に緯度が高く、ロンドンの北緯51°は樺太の中央部とほぼ同じです。
夏の朝は4時ぐらい、夜は10時過ぎまで明るいので、このメリットを最大限に活かしたいと思います。

車に搭載されたナビのコツや癖も、一日でほぼ理解しました。
スピード監視カメラが近づくとナビが警告しますが、それでも全てを教えるわけでもなさそうなので、油断は禁物です。
今日の最終目標地をランズ・エンド(Land's End)に定めました。
そして、エデン・プロジェクト(Eden Project)も外せません。
途中にポーツマス(Portsmouth)、サウザンプトン(Southampton)、トーキー(Torquay)、プリマス(Plymouth)という町々、そしてモティスフォント・アビー(Mottisfont Abbey)などというバラ園など、気になる場所は沢山あるのですが、それらは涙を呑んでカットしました。
ナビはポーツマス郊外の M27から A36へと車を誘導し、森を抜け、緑の丘を走り、最初の目的地エデン・プロジェクトを目指します。


相変わらずの小雨模様ですが、私は雨が嫌ではありません。
多分、この辺で畑作が成り立つのも、メキシコ湾流がもたらす雨が相当貢献しているはずです。
昨日の白亜の痩せた土地に比べ、今日の景色は豊かです。
車は片側三車線の高速道路に入り、距離を稼ぎ始めました。

走り始めて約3時間半、空腹を覚えたのでガソリンスタンドに入り、車にガソリンを入れ、コーニッシュパイで朝食を済ませました。
そして、今夜の夕食の為に、ワインも一本買っておきます。

車窓の両側に、広々とした放牧地と畑が広がり、アザミやフウロソウの仲間が路傍に彩りを添えています。

そして、牛の暮らしが最優先と思える道を進むと、

エデン・プロジェクトに到着しました。

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