空にぽっかり白い雲。
今日も一日良い天気が続きそうです。

知来別(ちらいべつ)を過ぎて暫く進むと、海岸に沿って釣竿が並ぶ光景が現れました。
こんな光景は初めて目にしました。

道路脇で作業する人から、頑張って! と声を掛けられたので、自転車を停めて、何が釣れるんですか?と聞いてみました。

すると、「シャケ(鮭)です。見ますか?」と言われたので、ガードレールを跨いで近寄り、クーラーボックスの中を見せてもらいました。
2リットルのペットボトルが横に入るほどの大きさのクーラーボックスに鮭が10本以上入っていました。
この方は札幌から来ているそうで、今日この場所で三日目を迎えるそうです。
クーラーボックスがいっぱいになってきたので、そろそろ帰るつもりだとのお話でした。

周囲にテントを張って竿を並べる人達の姿もありました。
北海道で見て聞く話はやっぱり一味違います。

やがて、さるふつ公園前を通過しました。
道の駅でしょうか、昔はこんな施設はなくて、海岸沿いの民家も昔と違って、サッシ窓を並べた立派な近代住宅に変わっていました。

知来別を過ぎてからは道も平坦となって、遥か遠くに山影が見えて、周囲に草原が広がっています。

ご覧頂く写真でははっきりしませんが、草原の奥に敏音知(ピンネシリ)岳の姿が垣間見えました。
できることなら今日中に、あの山の麓まで着ければ嬉しいのですが。

それにしても、何とも日本離れした光景です。
まるでアメリカのデンバーから、インターステート70を東へ走った時の景色を見るようです。

そして、ここにもパーキングシェルターが設けられ、冬は過酷なブリザードが吹きすさぶ光景に変わることを伝えていました。

もう40年ほども昔のことになりますが、今より道が細く、道の駅や商店などもなかったあの頃、四季を通して、月に二回はこの道を車で走ったことが、幻覚だったかのように思えます。
それでも、春が来れば、シェルターの上に広がるような空を、白鳥達が雁行し、北の空へ飛び去る光景は、眼の奥にはっきりと焼き付いています。
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