テンピー(Tenby)から西へ10kmほど車を走らせた場所に、ペンブルック(Pembroke)という町があります。
この町はアイルランドとフェリーで繋がっています。
フェリー乗り場には数台の車が時間を待っていました。

海岸に沿って、優しい雰囲気の家並みが続いていました。

そう、そう、私はこの町で車にガソリンを給油しました。
イギリスはガソリンの値段が高くて、今回の旅(2012年6月)では、1リットル平均が135ペンス程でした。(1ポンド135円換算で1リットルが180円を超えます)
日本と同様にガソリンスタンド(イギリスではペトロール・ステーションと言います)は全国津々浦々にありますが、個々のスタンド毎に価格がまちまちで、高い所は140ペンスを超え、安いと130ペンスのスタンドもありました。
今回の私のような走り方だと、最低でも一日に一回は50リットルを超える給油が必要となります。
なんで、ガソリンスタンドの電光掲示板に示されたガソリン価格に注意し、安い場所では、車のタンクに多少残っていても、こまめな給油を心がけました。
私がこの町で給油したことを記憶しているのは、今回の旅で一番安い1リットル129ペンスだったからです。
日本でも同様ですが、フェリー港への出入り口とか、中核都市でのバイパス合流地点などに、お得なガソリンスタンドを見かけます。
私はこの時、イギリスでガソリンの小売価格に影響を与える要因が、日本と共通することを認識しました。
何だか、流通における経済法則が再確認できた気分で、ちょびっと、にんまりのペンブルックだったのです。
少々ケチ臭い話になりましたが、ペンブルック一番の印象がガソリン価格と言うわけではありません。
先ほどのテンピーは、海岸が美しい町でしたが、この町はお城と、それを囲むお掘りのような川が印象的でした。

15世紀半ば、弱冠15歳の伯爵夫人マーガレット・ポーフォートは、このお城でエドモント・チューダーとの間にヘンリーという男児をもうけました。
これが後のチューダー王朝の始祖ヘンリー七世です。
ヘンリーは14歳までこの城で育ち、夫人はチューダー王朝成立の後で、各分野の論客文人を集め、ケンブリッジにクイーンズカレッジを開くことになります。
城の対岸に遊歩道が設けられていました。

小雨降る遊歩道を、犬をつれた婦人が散策し、その道の石垣でサンザシが、インテリジェンスな趣で白い花を咲かせ、緑の葉に雨を滴らせていました。

※ 他の記事へは index をご利用頂くと便利です。
イギリス一周 花の旅 index1 イギリス一周 花の旅 index2
