スムー・ケイヴ(Smoo Cave)のあるレイリンモァー(leirinmore)の隣がダーネス(Durness)です。
Google地図などで「Durness」と検索すればお分かり頂けますが、ここは道路が通じている、イギリス本土の最北西端の地ということになります。
イギリス本土の最南東に位置するドーバーと地理的な対称となる場所です。

ダーネス湾から更に陸地の奥へ、湖のような形で汽水域が入り込んでいます。
スコットランドの海岸に多く見られる、このような地形にはカイル(kyle)という名称が当てられていました。
今、私が目にしている水面は地図にはダーネスのカイル(kyle of Durness)と記されています。
よく似た地形を日本で探せば有明海ですが、この場所はもっと狭くて、川のようにすら見えます。
あえて日本語を当てると「海峡」「浦」などが最もイメージに近いかもしれません。
前のページで、このような場所をタンの浦と表記しましたので、ここもダーネスの浦とさせて頂きます。
さて、ダーネスの浦ですが、対岸との間に浅い、ひたひたの汽水域が広がっています。

海へ通じる方角にはダーネス村を右手に、砂浜が広がっています。

上流も同様です。

今はこのような状態ですが、もしかすると満潮時には海水で満たされるのかもしれません。
私には初めて目にする地形です。
こんな環境にはどんな生物が生息するのでしょうか? 想像力が刺激されます。
ダーネスの浦を過ぎると、峠道にさしかかりました。

簡易舗装の道が、蛇行しながら丘の斜面を登って行きます。

坂を登りきると、目の前にフェームフェロー(farrmheall)山が立ち、その裾に細い線を描いて未舗装の道が続いていました。

フェームフェロー山を右手に見ながら丘陵地帯を進み、インチャード湖畔(Loch Inchard)のリコニッチ(Riconich)を通過しました。
小さなホテルがありました。
陸の孤島のようなこの場所は、冬にはどんな光景になるのでしょうか。
多分、日の出が9時で日没が15時といった、沈思黙考の世界なのかもしれません。

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