前目国内岳の頂から、以外な程の近さで、雲の隙間に人里らしき光景が見えていました。
多分岩内か共和の町並みでしょう。
前目国内岳は標高980mですから、六甲山から神戸市内を見下ろすような距離感です。

前目国内岳のピークから、一旦、目国内岳との鞍部へと下ってゆきます。

下る途中、雲の隙間の広がりから、山麓の光景がはっきりと見えてきました。
左手の水色の広がりは、積丹半島の付け根に位置する日本海です。
この辺りは相当な豪雪地帯かもしれません。

水分を多量に含んだ風が直接山稜に当たり、夏でも雲が湧きやすい地形のようです。
目国内岳のピークは白い雲のベールに覆われていました。

鞍部の底はササ原が広がっていました。
日本海から昇る雲が、潤沢な水を供給し続けるようです。
登山路の周囲に、瑞々しい草葉の絨毯が広がっていました。

鞍部からピークへ向かう途中で振り返ると、前目国内岳の頂きが、光を孕んだ雲に覆われていました。
鞍部は、程好い光に照らされています。
周囲に雲は多くても、大気は安定している様子です。
これから天気が崩れる心配はないと判断しました。

そして、この辺りから、周囲に草花が姿を見せ始めました。
コガネギクが黄金色に花びらを飾り、シロバナニガナが花弁の中央を、ほんのり黄に染めていました。

コガネギク シロバナニガナ
六合目を過ぎて、「岩の門」を通過しました。

岩陰のエゾアジサイのスカイブルーに目が引き寄せられます。

登山道は岩が露出した場所に進み、

ハイマツやナナカマドの中を登り続けました。

七合目を過ぎた辺りからは視界が開け、周囲のササの背丈がかなり低くなってきました。
そろそろ、森林限界が近づいてきたようです。

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