木々に包まれた小屋を目にしました。
モディ・コーラの谷に、里山のような森が続いています。

木陰に微笑む白いスミレに心満たされ、至福のトレッキングを味わいました。

夏雲を纏ったアンナプルナ・サウスが、谷の奥へ小さくなってゆきます。

足元に石畳みの道が続きました。

本流に流れ込む沢に滝が掛かり、沢の壁を濃密な緑が覆いつくします。

そんな場所に、素朴な吊り橋は良く似合います。

道は再び、標高を上げてゆきます。

眼下のモディ・コーラの瀬に白波が立ちます。

田の畔のような場所で、ボーンチャイナのような青白色の花が陽を浴びていました。

Gentiana pedicellata
誰かの畑へ通じるような趣の道を登り進みます。

田圃の中に続く道の先で、尾根のラインの流れの中にランドルン村が見えてきました。

「山深い」の形容詞のままの風景の中を登り続けました。
一昔前の日本にタイムスリップしたような、信濃路の峠道へ歩を進めるような気分を味わいました。
ゆるやかに登る緑の中の道を歩きながら、日本から数千キロも離れた場所に居ることを忘れていました。

そんな山道で突然、頭上からメェ~という鳴声が聞こえてきました。
最初は何のことか分からなかったのですが、周囲へ視線を巡らすと、とんでもない山の斜面に羊の群れを見出しました。

斜面の対岸からズームを利かせて撮影したので、斜度が分かり難いのですが、羊の群れが居る場所は絶壁ともいえる崖の中です。

羊の群れに動きまわる犬の姿があり、羊を誘導する人声が崖に響きました。
やっぱりここはネパールです。
ヒマラヤに住む人々の生命力に、只々驚かされました。
そして12時半を過ぎて、無事みランドルン村に到着しました。

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