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竹田市で濁酒

2011-03-17 11:34:22 | 九州 ヒガンバナの旅

 阿蘇外輪山を北東へ抜ける国道57号線を走り、荒城の月で有名な竹田市に着いたのは20時近くだったでしょうか。

 

 竹田市内の鄙びた飲食街を車で一回りして、数件の居酒屋に目星を付け、風呂屋を探しました。

 

 駅の近くで「竹田温泉花水月」を見つけましたが、営業時間を確認すると21時までの営業でした。

 

 今までの経験から、地方都市では公共交通機関が終わる時間とともに、飲食店なども閉店することが多く、先に風呂へ入ると食事ができなくなる可能性があります。

 

 仕方がないので、風呂は諦めて、食事処を探すことにしました。

 

 飲食街には居酒屋、小料理屋、スナックなどが合わせて30軒程度並んでいます。

 

 先ほど目星を付けた飲食店の辺りに市営駐車場がありましたので、そこへ車を止めて、店の様子を覗きながら食事をする場所を探しました。

 

 こんな時、大人数の客で溢れる店に一人で入っても、手間を掛けて一品だけ別料理を作らせることになり、商売の邪魔になります。

 

 遠慮がちに酒を呑んでも美味くありません。

 

 そして選んだのが程程の雰囲気の居酒屋さん。

 

 カウンターに4人の家族連れだけで他に客はいませんでした。

 

 カウンターの端に座って先ずは、ビールのジョッキを頼みました。

 

 店の壁に張られた短冊から、見覚えのない料理名を探すと「川茸」が目に入りました。

 

 大将に「川茸って何?と聞くと。

 

 「福岡県辺りの、水の綺麗な川の石に生える海苔のようなもの」とのこと。

 

 「じゃあ、それひとつ」

 

 何はともかく、初めての場所に行ったらまず、見知らぬ名の料理を頼むのが私の流儀です。

 

 

 

 あっさりしていて、仄かな緑の香り。

 

 こんなものが出てきたら、ビールを飲み続けるのは野暮というもの。

 

 で、もう一度店内を見渡すと。

 

 「どぶろく 酒心」のポスターが見えました。

 

 指さして「それってあります?」と聞くと

 

 「癖がありますが、大丈夫ですか?」と大将

 

 「多分大丈夫」と答え、もう、すっかりいつものペースに嵌っていました。

 

 

 癖というほどのものではなくて、私にすれば普通のどぶろく、飲み口も悪くありません。

 

 その後、「ホゴ(かさご)のから揚げ」「馬刺し」などを注文して、夜は更けていきました。

 

 

 そうそう、最後に「お茶漬けない」と聞いたら

 

 「特性のイクラ丼があります」との返事。

 

 九州でイクラ丼、とは思いませんでしたが、お腹もすっかり満足致しました。

 

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