北海道はどこへ行っても、真直ぐに続く道が印象的でした。

そして、何処へ行っても薄紅色のコスモスが目を誘います。
北海道の景色には、素直な風情のコスモスが本当に良く似合います。
北海道はコスモスの島だと思いました。

対向車線では、キバナコスモスが秋の陽射しを浴びていました。

青い空に白い雲が流れ、路傍を染めるコスモスに元気をもらいながら北を目指します。

士別市を過ぎて天塩川を渡ります。

道の横に続くフェンスのようなものは、吹雪から道路を守る為の防雪柵です。
今は平穏に見えるこの道も、冬になれば、身を切るような風と雪に晒される酷道に姿を変えます。

特に、北海道の内陸部を北上する国道40号線沿いの士別、名寄、音威子府に掛けては気温が著しく低下します。
40年程前の経験ですが、冬に車を外へ停めておくと、クラッチオイルが凍り、ニュートラルの状態でも、朝エンジンを掛けた時に車が動き出したことがありました。
そんなことを想い出させる防雪柵を懐かしく眺めながら、自転車を進めました。
風連の街を通過します。
風が連なるとは、何とも詩的な名前ですが、地名はアイヌ語のフーレベツ(赤い川)に由来するようです。

風連を過ぎた頃、道の脇に、何気なく咲くフジバカマを見かけました。

フジバカマは、環境省のレッドリストで準絶滅危惧(NT)種に指定されています。
何気ない風景の中に、貴重な秋の七草を咲かせながら、道は北へと伸びてゆきます。
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