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どこの国でも父親は一生懸命

2014-04-20 12:12:56 | ヒマラヤ・トレッキング 花の旅

 

 3月6日


 朝目を覚ますとすぐ、屋上に登って、朝日を浴びるマチャプチャレを眺めました。

 

 就寝前に荷造りを終えていますので、山の姿を楽しみながら、ゆっくりとタクシーを待ちます。

 

 

 昨日依頼したタクシーが7時にGH(ゲストハウス)前に到着しました。

 

 運転手にナヤプルへ向かうバス乗り場に向かって下さいと告げます。

 

 運転手は走り出すとすぐ、自宅へ5分程寄って、用事を済ませたいけど良いだろうか?と聞いてきましたので、OKの返事をしました。

 

 

 運転手の家はパスパークへ向かう途中にありました。

 

 庭で鶏が餌を啄ばみ、奥さんが洗い桶を使って洗濯の真最中でした。

 

 運転手は笑顔で子供を抱いて、この子が末っ子ですと私に紹介しました。

 

 父親の愛情に包まれた子供のはにかむ様子が可愛いくて、私もホンワカ気分になっていました。

 

 

 お茶を勧められて、15分程もいたでしょうか、タクシーは運転手の父親を助手席に乗せてバスターミナルへ向かいました。


 途中で父親を下ろし、タクシーがバス乗り場の前に来ますと、運転手が、このまま登山口まで乗って行きませんかと言いだしました。

 

 バスはもう出てしまった後なので、次のバスは2時間後です、と言うのです。

 

 え~! なんだよ、それは!

 

 口には出しませんでしたが、『この野郎、はじめからそのつもりだったんだ・・・』と瞬時に思いました。

 

 確かにバス停はもぬけの殻でした。

 

 その間も運転手はタクシーを停めずに走り続け、ナヤプルまで3000Rsで行きましょう、と言います。

 

 3000Rsだと!(実は日本を出発する前に、日本人トレッカーのブログでポカラからナヤプルまでのタクシー料金が1900 Rsだったとの記事を読んでいたのです)

 

  「高い!」と言うと、「それでは2500 Rsでは」と値を下げます。

 

  「ダメだ!車を停めろ!」 「では2300 Rs!」

 

 その間にもタクシーはバス停を通り越して走り続けます。


 「車を停めて、戻れ」と言いますと、「それでは2100 Rs!では? ナヤプルまでバスで行っても料金は700 Rsです、ナヤプルまで70kmあり、ガソリン代が1000 Rsは必要です」と嘘八百を並べます。

 

 事前に調べていなければきっと嘘だとは分からなかったでしょう。

 

 「NO!」

 

 「では1900 Rsでは? 途中の景色の良い所で説明しながら行きますのでバスより楽しめますよ」と運転手は言いました。


 まあ、日本円で2000円程であれば、どうと言うほどの金額ではありません。

 

 この運転手も家族を抱えて一生懸命なんだろうな、と思いますし、どうしてもバスに乗りたい訳でもないし、誰かのブログにあった1900 Rsで、OKを出しました。

 

 甘いでしょうか?

 

 何と言っても、子供を抱いたあの時の運転手の笑顔にほだされました。

 

 そうでなければ、私は「嵌められた」ことに腹をたて、タクシーを降りていたはずです。

 

 運転手は安心したらしく、私を助手席へ座るように勧めた後、タクシーはポカラ市街を抜け、ハグルン街道を西に向ってはしり始めました。

 

 

 車が峠に差し掛かると、北の方角にマチャプチャレが近づいてきました。

 

 

 カーレを過ぎた辺りで峠を越え、道路は下り坂となり、

 

 

 ポカラを出てから1時間ちょっとでナヤプルに到着しました。

 

 

 

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