みつけました。
柳の花の初々しい芽生えを。

そして、すっかり気に入ってしまった赤く色づく紅の枝。
紅葉という言葉がありますから、紅枝と言う言葉があってもいいのかな。
萌える若草のみどりと、素晴らしいアンサンブルを奏でています。

よく見ると、冬枯れと見える木立の梢に僅かに緑が萌え始めていました。

林の中には、冬と春の境目に、枯葉色の道が続いています。

そして林が開けた場所に、不思議な広場が現れました。
近くの掲示板に「歩く迷宮(ラビリンス)」とあります。

「歩く迷宮」はバルト海沿岸の模様を、草丈が低いバッファローグラスで作ったもので、迷路とは異なり、単純な一本道でできていますので、人は歩きながら心やすめ、気持ちをほぐすことができるのだそうです。
草丈が低く、いつでも出口へ戻れるメリットもあるとのことでした。

そう言えば、この植物園のトレイルも、ゆったりと迷わずに歩けて、気持ちを癒すことができます。
歩くラビリンスのコンセプトそのものではありませんか。
そうか、ミシガン大学植物園では、木々や草々の心癒す作用を研究テーマの一つとしているのかもしれません。
帰り道では、伸び伸びと枝を広げた大木の姿に寛ぎを覚えます。

どんぐりの木でしょうか? かさこそと葉を付けた木々が寄り添っています。

この木は、絵本から抜き出したようなフォルムを見せてくれています。

グェグェという鳴き声に気づいて視線をやると、野鴨が胸を張って歩いていました。

春の足音を察知して、誰よりも早くスイセンが風に香を送っていました。

カロリーナポプラの名札を付けた木も、なかなかにハンサムな枝振りです。
春から夏にかけてどんな表情を見せてくれるのでしょうか。

冬の眠りからまだ覚めやらぬ木立に囲まれて、池が鈍色の空を静かに映し出していました。

空を雨雲が覆っていても、池の畔を巡る若草の道に、小鳥達の歌声が明るく響いていました。
春の気配を感じ始めた青い鳥が、恋の季節を待ちわびているのでしょうか。
ミシガン大学植物園。
多くの花を認めることはありませんでしたが、印象に残る一時を過ごすことができました。
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