
華南植物園には大きな温室があります。
広州はほぼ熱帯と言っても良い場所なので「わざわざ温室など作らなくてもいいのに」と思いましたが、後でその訳を知ることになります。

一番大きな温室の中では電信柱ほどの高さの滝が、水しぶきを上げていました。温室の大きさがご理解頂けると思います。

熱帯雨林温室やサボテン温室など、各種の代表的な気候に区分して特徴的な植物が栽培展示されていました。
そして

この建物を目にして初めて、広州でわざわざ外気を遮断したガラスの室で植物を展示することの意味を理解したのです。
そこは高山・極地植物室と名づけられ、氷の世界を強調した冷温室だったのです。
ツンドラに生育する植物の写真が掲示してありました。

そこには、なんと、あのツワブキが貴重な植物の如くに栽培されていました。

親子連れが、本当に不思議な世界を経験するかのように、青いガラスで作った氷の模型に恐々と触り、左程寒くもないのに、首をすくめて記念写真を写したりしていました。
この光景を目の当たりにして、中国人の観光客に北海道の人気が高い理由も実感として理解することができました。
札幌のとあるホテルが中国人専用のホテルに模様替えしたというニュースにも納得です。
旅に出て、見知らぬ土地や、見知らぬ場所を尋ね、名所旧跡に感嘆するのは当然ですが、何気ない場所で、目の前で写真を写しているような親子連れの表情に出会えることが、正に旅の面白さ、醍醐味なのだと一人で納得していました。
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