翌朝、車の中で目が覚めると、高原は雲に覆われていました。
白木峰高原で朝を迎えた理由は、五家原岳のすぐ北に位置する多良岳(花の百名山)を朝日の中で写真に収めることです。
雲が覆うこんな状態では、山容を見ることもできないだろうと落胆しながら、白木峰山頂までの道を車で登りきり、雨の中でものした写真がこれです。

NHKが多良岳を花の百名山に選んだのは、この山にオオキツネノカミソリの大群生地があるからで、花の季節は7月下旬だそうです。
致し方ありませんが、写真としては失敗です。
しかし、この写真もその気になって見ると、妖艶な花の群落を包み隠す、意味ありげな山の雰囲気が出ていると思いませんか。
結果オーライです。
(いいですね~ そう考えるだけで何だか気分が楽しくなってきます。)
山を下りて、諫早の市街を抜け、次に向かったのが長崎大学でした。
長崎大学付属薬用植物園にはシーボルトが日本から持ち帰り、今でもオランダのライデン大学植物園で育てられる、ケヤキやフジなどが株分けされて、植栽されているはずです。

残念ながら、植物園は月曜から金曜日までの公開で、今日は休日なので、中に入ることはできませんでした。
それでも私は、植物園の看板を見ただけで大満足でした。
自分が納得できればそれでOKなのです。
長崎を後に、しとしと雨の降る中を、佐世保へ向かいました。
次の目的地は石岳亜熱帯動植物園。

そして、展海峰に咲くコスモス。

展海峰から望む九十九島の夕日は絶景だそうですが、雨に霞む九十九島は島影も定かではありませんでした。
「ああああ~ 長崎は~ 今日も~ 雨だった ♪」のです。
そしてコスモスも、「ああああ~ ちょっと~ 早かった ♪」のでした。
