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息を呑む湖の青さ

2012-07-20 10:56:12 | イギリス一周 花の旅

タンの浦を対岸に渡りきると、荒涼たる台地の上に道が伸びて、

  

  

 碧い細波の揺れる湖沼が点在していました。

  

  

 大雪山の五色ヶ原などに見る光景とそっくりです。

  

 しばらく走ると、目の前にベイン・スピオネィー(Beinn Spionnaidh)と思われる山稜が見えてきました。

  

  

 このような場所をヒースと呼ぶのでしょうか。

  

 ハリエニシダが澄み渡った大気の中で黄金色の花を咲かせていました。

  

 ハリエニシダは全ての葉が針状になっていて、競合する植物に比べて葉の面積が狭い為に、光合成の効率が悪いそうです。

    

 そう思って観察すると、ハリエニシダが花を咲かせているのは、少々盛り上がった、太陽光線をより多く受けられる場所です。

 思い返えせば、此処へ来るまで、ハリエニシダが繁茂していたのは、南向きの良く陽の当たる斜面だけだった気がします。

 

  

 北西ハイランドジオパーク(North West Highlands Geopark) のディスプレーが建っていました。

   

 調べてみると、北西ハイランドジオパークはこの辺り一帯から、ネッシーで有名なネス湖西岸までを含むそうです。

   

  

 そして、その先にエリボール湖(Loch Eriboll)が姿を見せました。

  

  

 アード・ニーキー(Ard Neakie)と呼ばれる個性的な島が砂州によって陸と結ばれていました。

 この島には1890年代まで、対岸とを結ぶフェリーの出発港があり、その時のフェリー関連の建物が、まだ島に残っていました。

 また、島の左手には1870年頃に、この辺で大量に採掘された石灰を焼く窯の跡が見えています。 

  

  

 道は下りながら湖の南端に向かいます。

  

  

 アード・ニーキー島の砂州が綺麗な曲線を見せていました。

  

 言葉では表現できぬ程の水の青さに息を呑みました。

  

  

  

 車を停めて、青から碧に、そして蒼へと、刻々と表情を代える湖の色を堪能しました。

   

  

  

 湖畔に一車線の道が伸びて、島が湖面に浮かんでいます。

  

 

  

  やがて道はうねりながら斜面を登り、

  

 

  

 潅木茂る岩壁に、へばりつくように建つ、民家の横を通り過ぎました。

  

   

 まるで、知床の海岸で番屋を見ているような錯覚を覚えます。

  

  

 湖の南端を回り込んで、牧羊地が広がる湖畔の西を走り抜けます。

   

  

 岩陰に身を潜めるような民家を眺め、

  

  

 そして、湖が海と繋がる場所の、波静かな浜を見納めにして、北の湖に別れを告げました。

  

  

 

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