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空沼岳 北国の山の中へと

2016-08-18 12:24:34 | 花の山

 

 陽が高くなってきました。


 ゆるやかに続く山道は一本道で、枝道もありませんので、迷う心配はありません。


 登山道の写真を見ていると、キリマンジャロの登山道を想い出しました。


 キリマンジャロの頂きへの道も、ジャングルの中に、こんな感じの道が延々と続いていました。


 いやいや、この話は止めときましょう。


 何しろ私は、キリマンジャロ登山の最終日、高山病に罹り、頂上まで行けなかったのですから、縁起が良くありません。

 



 大きなフキの葉が陽射しを浴びていました。


 確認していませんが、フキの葉の下にはきっとコロポックルが潜んでいたはずです。

 


 再び、青いエゾアジサイの花を見かけました。


 今度の花は、ちょっと灰色がかった青ですから、水浅葱色ですね。

 



 順調に距離を伸ばし、万計山荘まで残り2.3kmとなりました。

 



 ゆるやかな尾根に広がる森は、明るい陽射しに包まれています。

 

 今ごろ大都会のコンクリートジャングルでは、人は灼熱の大気の中で喘いでいるかもしれません。


 私は今回、新潟からフェリーを利用しましたので、此処へ来るまでに二日以上掛かっていますが、羽田から飛行機を利用すれば、千歳まで90分、千歳空港からレンタカーで90分程でこのような緑の別世界に溶け込むことができます。


 本当に便利な世の中になったものです。


 数年後、もしかするとこの道は、高尾山のように、世界中のハイカー達の姿を目にするようになるかもしれません。




 単調な、登山道と呼ぶには、あまりにもなだらかな道がトドマツの森の中を登ってゆきます。


 左手の森の奥から沢水のせせらぐ音が聞こえていました。

 



 そして、出発してから約1時間後、何本目かの倒木を潜り抜けると、

 



 爽やかな風情のヤマブキショウマが、風に花を揺らせていました。


 白い小さな花を連ねた、涼やかな細い花穂に出会うと、いつも山に来たことを実感します。

 



 伸びあがる木の幹にしがみついたツルアジサイの花を見上げながら、

 


 

 眼下に流れる沢水に涼を感じながら、北国の山の中へと歩を進めてゆきました。



 

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