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上士幌から糠平 十勝平野を自転車で

2015-10-04 11:00:41 | 自転車でコスモスの島へ

 

 上士幌の街を抜けて、国道273号線に自転車を進めますと、空を覆う雲の量が増えてきました。

 

 昨晩のテレビで、今日は夕方にかけて、雨の可能性が報じられていましたので、空模様に注意が必要です。

 

 

 国道273号は少しずつ斜度を増し始めました。

 

 

 進みゆく国道の白線の先に、名も知らぬ丘陵が見えています。

 

 

 国道は音更川の支流を橋で跨ぎ、高度を高めてゆきます。

 

 

 上士幌と糠平の間が22㎞程なら、その間を2時間で通過すれば御の字です。

 

 のんびりした、一定のペースで自転車を進め、音更川が函状となる場所を通過します。

 

 

 川の右岸に柱状節理が見えます。

 

 この辺りは、学生時代に何度もバスで通ったことがありますが、その頃は未舗装の道だった筈です。もう40年以上も昔のことです。

 

 この国道の先の三国峠にトンネルが開通したのは昭和46年(1971年)のことでした。

 

 その年に私は、帯広で学生生活をスタートさせました。

 

 十勝平野から大雪山稜を貫こ、層雲峡へ抜ける道があることを知った私は、いつか自転車でその峠を越えてみたいと思いました。

 

 その頃の記憶の断片が、今の私を、自転車で三国峠へ向かわせる動機の一つとなっています。

 

 

 音更川の函を過ぎると、国道の左手に旧士幌線のアーチ橋梁が見えてきました。

 

 

 蛇行する国道から、来し方の谷を包む緑豊かな森が望めました。

 

 知らぬ間に、結構な高さを稼いだようです。

 

 

 右手に糠平ダムが見えてきました。

 

 私の記憶に間違いがなければ、この道は昔、音更川の右岸をダムまで上り、ダムの上を横切って糠平温泉へと通じていたはずです。

 

 そして、谷底にはダム工事に使われたであろう廃洞が残り、学生のサークル活動の一環として、谷底にテントを張って、廃洞に棲むコウモリの観察を行いました。

 

 その時に友人達とテントの中で、いつか自転車で三国峠を越えてみたいと語り合ったと記憶があります。

 

 

 40数年前に悪路だった道はすっかり整備され、ダムサイドのトンネルを過ぎると間もなく、糠平の街が見えてきました。

 

 

 当時は掘立小屋みたいだった東大雪博物館も見違える姿に変わっていました。

 

 しかし、今回は近づきませんでした。

 

 一度中に入れば、興味が募り、どれ程の時間を費やすか分からないからです。

 

 

 このとき、街の交番で時計を確認すると、12時30分を少し過ぎていました。

 

 上士幌で予測した通りのペースでした。

 

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人生100年の自転車旅 上士幌で食糧を調達 

2015-10-04 01:07:05 | 自転車でコスモスの島へ

 

 9月12日 帯広のNさん宅を自転車で、朝の7時半頃に出発しました。

 

 

 

 市内を北へ進んで、程無く十勝大橋のたもとへ出ました。

 

 

 十勝川は、数十年前と変わらぬ表情で豊かな水を湛えていました。

 

 今日もまた一つ川を渡って、向こう岸への旅が始まります。

 

 

 対岸の音更(おとふけ)町の街を、淡々と朝陽の中に自転車を進め行ました。

 

 

 すぐに家並は途絶え、緑の畑が周囲に広がりました。

 

 

 この時私は、今回の自転車旅の完走をほとんど確信していました。

 

 60歳半ばの足と背には、それ相応の筋肉痛を感じますが、大きな負荷さえ掛けなければ、一日中自転車をこぎ続ける旅を、最後までやり続ける自信が付いたのです。

 

 

 今回の自転車旅の最終目的地は宗谷岬です。

 

 これから、ひたすら北へと走り、最難関と思う大雪山系の三国峠を越え、層雲峡、上川、士別、名寄、音威子府を経て宗谷岬を目指します。

 

 

 国道241号線は、十勝平野に直線を描き、北へと伸びてゆきました。

 

 今日は何処まで行けるかだろうかと考えながら、幾つかのパターンを想定しました。

 

 今回は地図を持ちませんが、学生時代を含め、20年以上も北海道で暮らし、その後も度々北海道を訪ねた私の頭の中に、かなりの精度で北海道の道路地図がインプットされています。

 

 

 今日の予定ルートを考えれば、何処にテントを張るにしても、十勝平野の北部に位置する士幌か上士幌の街が食糧調達の最終ポイントですから、それを逃せば旅は悲惨な結果を招きかねません。

 

 帯広を出発して約2時間、上士幌の街が近づいてきました。

 

 ゆったりとしたペースで自転車をこぎ進め、スーパーマーケットの案内標示を見落とさぬように心がけました。

 

 

 

 そして予定通りに上士幌で食料品を購い、再び国道へ戻って、北を目指しました。

 

 走りすぎる道のほとりで、秋の陽射しを浴びるトリカブトが、上品な紫の花色を見せていました。

 

 花が毒を含んでいたとしても、いや、だからこそ、花の彩に惹かれるのでしょうか。

 

 昨日の荒天が嘘のような、向かい風のない穏やかなサイクリング日和に心が和らぎます。

 

 

 

 そんな風に、路傍の花に目を休めつつ自転車を進めて行くと、「上川 108㎞、ぬかびら温泉郷 22㎞」の標示が見えてきました。

 

 時計は持ちませんが、昼にはまだ相当間があるはずです。

 

 この先に長い上り坂があったとしても、今日の目的地と想定していた、糠平温泉をクリアするのはほぼ確実に思えました。

 

 

 

 ([10月4日現在] :それにしても、ラグビーワールドカップ、今夜のサモア戦、ビールが美味しかったですね!

 正直、勝てるとは思っていませんでしたから。

 

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