自転車で国道6号線をはしり、柏市街へ入る頃には、交通量もかなり多くなってきました。
そしていよいよ利根川を越え、千葉県から茨城県に入ります。
大利根橋の先に取手市が見えてきました。
今回の旅は、時計を持参せずと書きましたが、ベルトのケースに収めたコンパクトデジカメ(コンデジ)には撮影時間が記録されますので、旅を終えてブログを書いている今は、正確に記録を辿ることができます。
自宅を出てからほぼ4時間後、私の臀部に怖れていたある兆しが現れ始めました。
自転車のサドルに当る股間に痛みを感じ始めたのです。
学生時代にサイクリングをやって以来、40数年振りの自転車旅ですから、当然のことです。
ペダルをこぎ初めて約70㎞、予想はしていましたが、少しずつペースが落ちてきました。
コンビニに自転車を停めて、100円コーヒーなどを飲み、持参した大福餅で糖分を補給します。
土浦郊外のバイパスを11時過ぎに通過しました。
その後、石岡辺りの牛丼屋で昼食を摂りました。
出発して100㎞を超えた辺りから、足に疲労感を覚えながら、水戸市へ入る手前の茨城町で県道16号に入りました。
涸沼に沿って、大洗町へ続く県道16号の横に、黄金色の豊かな稲穂が広がっていました。
ついこのあいだまで、暑さに喘いだことが嘘のように思える秋の気配を、車道へと伸びる萩の花が伝えていました。
臨海大洗鹿島線の涸沼駅前を、ひりひりと痛むお尻を庇いながら15時に通過しました。
そして、自宅から125㎞ほどの距離をペダルをこぎ続け、出発してから約10時間後の午後4時過ぎ、無事大洗フェリーターミナルに到着することができました。
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