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イギリス 花の旅 スタート

2012-06-28 23:59:29 | イギリス一周 花の旅

 6月13日 午前11時45分 定刻どおりに成田空港を離陸したJALは、新潟市上空から日本海を渡った後も、西に沈む太陽を追いかけながら飛行を続けます。

 ロンドンのヒースロー空港到着予定は同日13日の午後4時20分です。

 見かけの飛行時間は4時間35分ですが、時差が9時間ありますので実際の飛行時間は13時間35分となります。

 JALは順調にフライトを続け、7時間後にウラル山脈を超えました。

 

 

 飛行機が日本を離れた後、地球の自転に逆らいながら、西へと逃げる太陽を追って、機体に光を浴び続け、ほぼ定刻通りにヒースロー空港に着陸しました。

 

 

 私にとって、イギリスは三度目です。

 前回の訪問は、初回が会社の研修慰安旅行、そして二度目は学術会議への出席が目的でした。

 

 今回は全くのプライベートですから、当然のことに、空港に出迎えなどありません。

 

効率良く円をポンドに替える

 

 空港で預けた荷物を受け取ると、最初に円からポンドへの両替を行いました。

 入国後、最初に目に付いた両替所で2,000円をポンドを両替し、手数料などを取られて10数ポンドのキャッシュを手にしました。

  

 この場合のレートの悪さはかまっておられません。

 

 え! そんな程度の金額で大丈夫、と心配される方もおられるでしょうが、全て予定通りの対応です。

 

 両替所の窓口で、トラベラーズチェックをポンドに換金する場所を尋ねると、市内の銀行に行けば替えてもらえるはずとの回答でした。

 

 ネット情報によれば、空港内でトラベラーズチェックを現金化できる場所があるはずなので、最初にJALのカウンターを探しました。

 

 しかし、JALのカウンターには人影がありませんが、隣のANAに制服姿の日本人女性を見かけたので、図々しく聞いてみると、空港ビルの二階にアメリカンエキスプレスの窓口があるから、そこで現金化してもらえると、教えて頂きました。

 

 余談ですが、日本のこのような一流会社の皆さんは、本当に優秀な方達ばかりと感心します。

 自社の顧客でもない人物に、業務とは直接関係の無い、このような質問事項を的確正確に笑顔で回答してくれるのですから。

 

 私は重い荷物を携えて、エスカレーターで二階に上がり、アメリカンエキスプレスの窓口を、すぐ見付け出すことができました。 

 

 海外旅行は、両替などでトラブルがあると、旅そのものに大きな影響が出ますから、これで一安心です。

 

 当初は、トラベラーズチェックの半分を空港で現金化し、残りの半分を旅の途中で換金する予定でしたが、予定を変更して、ここで600ポンド全てを現金化することにしました。

 

 何故わざわざ、トラベラーズチェックを使ったのかと云えば、

 実はポンド建てのトラベラーズチェックを持参する方法が最も換金レイトが良いのです。

 

 詳しいことは省略しますが、日本のシティーバンクの窓口で、ポンド建てのトラベラーズチェックを購入し、それをヒースロー空港のアメリカンエキスプレスでポンドに換金すれば、ほとんど手数料なしで、最も効率良く円からポンドへの両替ができるのです。

 

 ちなみに、この方法だと、124円20銭で円をポンドに両替することができました。

 

 日本の銀行や両替所であれば134円程度の率だったはずです。

 イギリスの両替窓口では140円を越えていました。

 

 つまり、手間をかければ、74,500円で600ポンドを入手できますが、通常の方法だと、600ポンドを手するのに、80,400円~84,000以上必要だったのです。

 

 イギリス一周旅行の費用として、金額単位が常識と一桁異なりますが、年金生活の身としては、これぐらい節約をしないと家族に会わす顔がありません。

 

 ん! 何だか言い訳みたいに聞こえますか?

 

 トラベラーズチェックは通常、旅行中の安全確保に用います。

 

 しかし今回、旅の全てがレンタカーを予定していますので、現金をカバンに入れ、車のトランクに格納すれば盗難の心配はほとんどありません。

 

 更に地方で、トラベラーズチェックを換金できる銀行は少ないのと、両替時に手数料が発生しますから、ヒースロー空港で、全てのトラベラーズチェックをキャッに換金した次第です。

 

 旅行中のガソリン代などは全て、キャッシュカードで支払いました。

 

 イギリスでは、パーキングメーターや観光地の入場料などで現金が必要ですが、どんな田舎でも、ほとんど全てキャッシュカードが使えました。

 

 旅を終えて、ポンドを余らせると、手数料がかかるだけですから、手持ちのポンドを消化するように調整しましたが、通常であれば、イギリスでポンドキャッシュは殆ど必要ないと思えます。

 

 ちなみに、今回のカードの清算レイトは129円程でした。

 

 それにしても、イギリスという国は物価高です。B&B(ベッド アンド ブレックファースト;ベットと朝食付きの宿泊施設)という、日本でいえば民宿のような施設でも一泊50~100ポンドですから、円換算で6500円~13000円程が必要です。

 

 昨年のアメリカ旅行の時は、モーテルを利用し、一泊3~4000円程でしたから、宿泊に倍以上の費用が掛かります。

 

 私のような年金生活者は、効率良い両替に神経を使わざるを得ません。

 

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