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やっと完読…。

2005年10月29日 | *スペイン語圏&語学の話♪*
欧州諸国の言語法―欧州統合と多言語主義

三元社

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あはははは…やっと読み終わりました、これ。

間に起こった数々の誘惑に負け(負けてるんかい!)、随分読むのに時間がかかってしまいました


これ、内容はタイトルどおりなので法律文の訳ばっかりです。
とはいえ、メインとしている言語法はいわゆる「少数言語」ばかりを扱っているので、例えばフィンランドでいうサーミ人のサーミ語、スペインは特に数言語同じ国の中で存在しているのでそれぞれの地域での扱い、ベルギーなどは公用語がフランス語・オランダ語・ドイツ語と3言語あるので…とか。
また、国語は○○語だ!と法律で決めているにもかかわらず、実際国民に使われているのは△△語と◇◇語だったりと、日本という1つの国で1つの言語のみ使われているこの国に住んでいる私から見ると目からウロコ状態になります。

ベルギーには3つ公用語がある、というのはベルギー人に直接聞いた事があるので、その時は「はああああぁっ?」とかなり驚きを表してしまいましたが、こうして実際に法律を読んでみるとその奥に見え隠れするその国の成り立ち、つまり歴史が渦巻いているので、どちらかというと私のような(見せかけ)語学オタクよりも世界の歴史などが好きな人にオススメの本です。


しかし、欧州では12人に1人が少数言語を話す人だとか…。
この数字も驚きです。 
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