限界麻雀攻略論

中級上位、上級者向け。

七対子のみVS七対子ドラ2を解説

2017-01-07 19:35:43 | 戦術

東一局 六順目 西家 ドラ



は上家が二順目に切っている。何切る問題でもよく見かける問題である。
捨て牌的に七対子ぽくないので、出和了はそこそこ期待できそう。
しかし、色々な思考が巡らされる。

發単騎で待つデメリットとして、、、

1、対子持ちで持たれてる可能性。
2、発が王牌。
3、ドラで振り込む可能性。
4、ドラを鳴かれる可能性。
5、抑えられる可能性。
6、値段。 

1、
二順目に切っており、六順目聴牌なので可能性は割と低そうである。
仮に対子持ちで持たれていたとしても、相手から見たらほぼ安牌なので出和了は十分に考えられる。 

2、
一枚でも王牌に入れば残り1枚だが、1枚でもツモ山にいれば良いかなとも思える。
2枚とも王牌の可能性はあるがそれはもう仕方がないし、ツモ回数の比率から言ってその可能性は少ない。

3、
現状では鳴きも立直も入ってないのでその可能性は低いが、後々そうなる可能性はある。

4、
これが困るなら一旦、ドラ切って黙聴に受ける手もあるのかも知れない。
でも、ドラがチーされるならまだしもポンされるということは、確実に残り1枚しかない訳だから、逆に成功したとも思える。
それに立直とドラポンに挟まれたら、手詰まりで出る可能性も考えられる。
それなら、ドラポンされたとしても、部の悪い勝負でもないように思う。

5、
単騎であろうと抑えられることはある。これを抑えられると確かに辛いかも知れない。
残り1枚しかないのだから、でもこの巡目ならそんなことまで考えずに出和了に賭けるべきではないだろうか。 

6、
出て3200は安いが、裏が載ればどちらとも高い。裏が載る前提なら發単騎に受けるだろう。
でも、七対子で裏が載る確率もそんな高くはないし、あまり期待はしない方がいいのかも。
仮に裏載らずのツモって16003200でも、そこそこ高い。

ドラ単騎で待つデメリットとしては何と言っても、和了にくさである。これは意外にも大きな差に思える。

断ヤオ七対子とかで、出易い単騎かドラ単騎かといったら大抵前者を選ぶ。
出和了6400でも十分だし、ツモって満貫でも十分であり、打点的にも本手でありドラを勝負する価値はある。
麻雀ってのはツモ和了だけに賭けるとなると上がり率が大きく下がるゲームに思える。 

他に、ダブ東ポンのドラ2系とかで、手順上致し方なくそういう待ちになってしまい。
前に出てきた子から立直が入り振り込むこともある。
ダブ東ポンに対し立直でぶつけるというのはそれなりの手であるということである。
大抵待ちもよく打点も伴う、しかもダブ東ドラ2じゃそう簡単に降りられないので、やられることが多い。

上述したようにドラで振り込みたくないとか、ドラポンされたくなければ、手堅くここで黙聴も割と有効か。
立直も全然ありだけどもね。でも、やられることが多いし、自分のツモや運に自信があるなら逆にそれでも良い。
この問題は、どちらが良いとも言いにくい。自分のスタイルで決める必要がある。 私だったらドラ切って立直よりか。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 運が良い悪いとは何か? | トップ | ネット麻雀の限界 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

戦術」カテゴリの最新記事