上級麻雀攻略論

更に強くなりたい人向け

間違った足止め立直理論<画像付き>

2019-12-04 20:00:01 | プロリーグ解説

東4

親17400
南家26600
西家36200
北家19800

ドラがで親の手牌

は場に2枚切れ
対面と下家がそれぞれ切っている。
は全員に危険な牌。どうするか?これ、案外立直もあるのではないだろうか?

が4枚見えだし、くっついたとしてもそこまで待ちも増えないし、
それに匹敵するくらい既に単騎が良い待ちに見えるからである。

ま、断幺の変化や赤引きもドラ引きの平和とかもあるし、ダマがセオリーだとは思えるが。

で、打ち手はすら切らず切りダマ。
これは危険牌先打ちで、くっつきしか見ない懐の深さが見える選択であり、
くっついたらどうせを切る羽目になるので、それが当たり牌になるのも嫌ではある。
うちは切って七対感覚で曲げそうな気もする。


で、何順かしてをツモる。ま、場況から言ってツモっても不思議じゃないよな。。。
もうちょっとの待ちの良さを精査してから単騎に受けた方がいい気もしたが、、、
どちらにしろ、あの判断は難しいといえば難しい。

 

ラス目の北家に聴牌。ここで立直を選択する。割とありそうな立直に思えるが、

・親がラス目。
・この巡目での立直は相手も降ろせるような巡目でもない。

・手代わりも割りとある。
・受け変えもできない。  

追っ掛けはもちろんのこと、ドラとかツモって和了り逃して放銃など目も当てられない。
待ちも1枚見えだし、そんな良い待ちでもないし、巡目も深いし、そのような展開は容易に想定できる
それに、彼女はスタイル的にかなりの守備型に見えたが、
守備型にも関わらず、この立直を打つのはちょっとマズイかと思う。

 
立直者から出たを西家がポン

やはりこういう展開になりがちである。
確かに、このポンは割りと積極的に思うし、西家にもプレッシャーはあったとは思うが、
所詮、プレッシャーと言っても相手が降りるかどうかなんかオマケなので。
そういう風に考えた方が、
相手のスタイルに振り回されることもないので、戦績も安定するものである。

あんな手がこうなり、ここで大胆に追っ掛け立直。これは立直者は相当寒い。
親も親で副露者と立直者相手に単騎待ちにも関わらず厳しく突っ張り続けたが、時にそういう姿勢がこういう結果をもたらす事もある

ま、結果、アガれなかったが。。。これは北家がこの手に放銃すべきだったと思うし、
鈍感な人は一度大きな失敗しないと自分のミスには気付かないものなので
とにかく自分のスタイルを貫き通すことの重要性が分かる局であった。

次の局も彼女が槍玉に上がることになる。。。
でも、触れておかない訳にはいかないので、次回に続く。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 相手がダマだから振り込んで... | トップ | 何が当たるかではなく、割り... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

プロリーグ解説」カテゴリの最新記事