鳴滝塾

地方創生にいみカレッジ「鳴滝塾」は終了し、
地域共生推進センター「鳴滝塾」として開講しています。

第28回鳴滝塾

2018-04-24 | ☆定期講座
 4月24日(火)午後1時30分、新見公立大学本館駐車場集合、出発で、高梁市の「吹屋ふるさと村」を訪れた。ここでゲストハウスを営んでいる移住5年の田川寿一・美菜夫妻から移住生活の話を聞いた=写真
 

 
 雨でしっとりとしたベンガラの町並みを車で通り抜け、ラ・フォーレ吹屋(吹屋中学校跡地に建つ三セクのレストラン・宿泊研修施設)から旧吹屋小学校へ。明治期の校舎を解体修理中の同小学校は、敷地のほぼ全体がビニールシートで覆われていた。平成32年春に資料館として公開される予定だ。
 目的地の「ゲストハウスELEVEN VILLAGE(イレブン ヴィレッジ) 吹屋」は、ふるさと村の通りから吹屋小学校へ続く道を少し上った右手にある。ここはかつて外国人用の宿泊施設「国際交流ヴィラ」で、平成21年に閉鎖されてからは使用されていなかった。昔の醤油蔵を再現した建物は吹屋の町並みと調和していて、地元の人たちは「このまま朽ちさせてしまうのはもったいない」としながらも、だれも手立ては講じ得ないでいた。
 そのとき、大阪から高梁に移住し、吹屋でオーガニックな食堂を営んでいた田川寿一・美菜夫妻が地元民と「吹屋ふるさと村ゲストハウス運営委員会」を立ち上げ、平成27年にクラウドファンディングで250万円余を集めて建物内部を改装、平成28年3月に「ゲストハウスELEVEN VILLAGE 吹屋」をオープンさせた。
 ここは宿泊のみの素泊まりが基本だが、全部屋が個室で、共有のリビングと共同の調理場もある。また、事前に予約すると地産地消の野菜が中心のオーガニックな食事を美菜夫人が作って提供するそうだ。
 田川さんの理想は「人と人のつながりを大切にした自給自足の大きなあったかい〝家族〟」で、ELEVEN VILLAGE はゲストハウスだけにとどまらず、ふるさと村で毎月第二土曜日に「やまのうえのマルシェ(市場)」を開いて、「豊かなモノを求める人と豊かなモノをつくる人―その両者が出逢う場」を提供している。
 「みんなが助け合って家族みたいに過ごす村をつくりたい」と高梁へ移住した当初から様々な人の親切にあずかり、「信頼関係を築く前から当たり前のようにしてもらっている。『これだ』と思った。これから人口が減っていくなかで、田舎の人のつながりのあったかさを都会の人に伝えて呼び込みたい」などと熱く語った。
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