日曜日は三鷹の「フェリエ ドゥ 三鷹」という老人ホームの七夕まつりに出店してきました。
中学からの親友であるYさんが勤めている職場で、ケアマネージャーの彼女から
「入居者さんに屋台で買って食べるという楽しさを、体験させてあげたい」と相談を受けたことから今回の出店に至ったのですが、、、
すうぷ屋1台じゃつまらないし
かといって何台も呼べる規模ではないし
お客様となるおじいちゃん、おばあちゃんたちは食べられるものや量にも制限があるだろうし
そこで、いつもお世話になっている蛸魂焼の風祭金咲さんに相談してみると
「いいよー、行くよー。蛸なしでも焼けるし、蛸も刻んであげるよ」と快く受けてくださいました。
事前に入居者さんの食べられる量と食べられないものなどの打ち合わせをして
当日はこんな風にテラスに沿って営業することに。
写真だとわかりにくいですが、車の脇にはおじいちゃんおばあちゃんが作った七夕飾りがあります。
すうぷ屋は通常の半分のサイズの「ハヤシライス」と「そら豆のポタージュ」「ヴィシソワーズ」を用意。
そして蛸魂焼のほうは1個からでも注文を受けてくださいました。
現場のスタッフの方達のチームワークも素晴らしくて、流動食の方用には厨房で手を加えてくださったり、蛋白米の方には専用のご飯が出てきたり、施設長さん自らが一人一人タコ焼きの数とソースの注文をとってくださったりと、お体の不自由な方から元気なおじいちゃんおばあちゃんまで、順番に食べていただくことができました。
それでもいつもとはちがった食べ物で大丈夫だったのか少し心配していたのですけれど、今までおかゆしか食べられなかったおばあちゃんがハヤシライスを食べてご家族に「ご飯が食べられた」と報告していたとか、いつもあまり食べないおばあちゃんがタコ焼きを13個も食べたとか本当にうれしい報告をいただいてちょっぴり感動してしまいました
風祭金咲さんも「本当にいい仕事だったね。移動販売やっててよかったと思うよね。」とおっしゃってました。
「喜んでもらいたい。。その気持ちで、あんなに大変なことやってしまうってすごいことだよね。
愛だよねー」ともおっしゃってました。
私も以前の会社で声を大にして「料理は愛だ!!」といってはいつも「また言ってる」みたいな反応ばかりされていましたが、声に出さない愛情というものが本当に素敵なことだと
改めて思い、まったくちがう世界で仕事しているそんな素敵な友達と一緒に仕事できたことをとても誇りに思いました。
こんな素敵な、気持が豊かになる仕事をこれからも移動販売でもっともっとやっていきたいです