池田 悟≪作曲家≫のArabesque

・・・深くしなやかに・・・(フランス語に訳してます)

邦楽作品の録音で「一日まえすとろ」

2005-08-15 | 作品発表・プログラム

「剣道ミュージック」作曲募集(全日本剣道連盟主催)で最優秀賞に選ばれた邦楽合奏曲、拙作「剣士のパヴァーヌ」の録音を8月5日、代々木の「リブロ音楽スタジオ」でしました。
このCDは愛知万博の剣道フェスティバル(8月31日)当日、EXPOドームで発表されます。
要項に「和、洋楽器を問わず自由な7人までの編成」とあったので、竜笛、尺八、打物2人、二十絃箏2人、薩摩琵琶の、計7人のために作曲しました。

録音には芸大の学生や卒業したての若手、日本音楽集団の箏奏者など、未来の人間国宝たちが集まってくれました。
スタジオ狭しと楽器を並べる中、「普段はどのように並ぶんですか」との剣連の方の質問に、「この編成に"普段"などあり得ない!」と剣連のレコーディング担当者の答に一同、やや受け。
…邦楽の歴史に疎い私にしか思いつかない編成だったのでせうか?

指揮は僕がしました。指揮者は演奏者が気持ち良く集中できるよう、休憩の配分も考えなければなりません。
何度も全員で「もう一回」をやるとだれてしまうので、時には打物だけ、箏だけ、尺八と打ち物、と奏者を限定して練習しました。
演奏時間3分の内、後半テンポが激変する所で、みんなの気持ちを一つにするのがポイントでした。
休憩返上で練習してくれた人もいました。ミスした人が自己申告したりしながら和気藹々と進みました。
時間が差し迫り、「最後の1回」とスタジオにお願いして録った演奏が緊張感100%の、ベストな「一発録り」になりました。

指揮する際は棒は使わず手の平で振りましたが、合奏の録音が終わり、楽器がすっかり片付けられ、アフレコの段階になってから「棒」を振り始めました。
打物の奏者と2人で1メートルの竹の棒をびゅんびゅんと(作曲の段階でスコアに指定してます)…
剣連のレコーディング担当者(作曲家)は、たまらず「音楽を壊す」と忠告してくれましたが、やはりその音は無くてはならないのです。
募集要項に求められていた「あっ、剣道だ」という音を意図した音の一つなのですから。
12:00~14:30合奏録音→アフレコ&トラックダウンで15:00終了。
剣連の2人の先生にも気に入って頂き、万博だけで終わらせず、剣道の催しの際テーマ音楽として使って行きたいと仰ってました。
試聴


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