池田 悟≪作曲家≫のArabesque

・・・深くしなやかに・・・(フランス語に訳してます)

"Breeze in A" Youtube/作曲過程

2015-03-15 | CD・楽譜出版・YouTube

拙作、バスフルート・ヴィブラフォンと弦楽三重奏のための"Breeze in A" をこのコンサートで初演します。


山根尊典フルートリサイタル ≪ Breeze in A ≫
2015年4月29日(水・祝)
アーティストサロン「ドルチェ」(新宿西口徒歩3分)
14:30 開場 / 15:00 開演
チケット:4,500円(小中高校生無料要予約)
ご予約・お問い合わせ 03-5339-8383 (パウエルフルートジャパン)

"Breeze in A" の演奏者
山根尊典(バスフルート) / 會田瑞樹(ヴィブラフォン) / 小林倫子(ヴァイオリン) / 青木紀子(ヴィオラ) / 大島 純(チェロ)
指揮:池田 悟
楽譜 / 試聴

* * * * * 作曲過程 * * * * *
2014-04-01
少し神聖な気分でピアノの鍵盤に指を触れ、発した3つの音に忽ち霊感を得たのは3ヶ月前。
この3音を含むシンメトリックな音列を作り、それを元に、バスフルート・ヴィブラフォンと弦楽三重奏による五重奏曲を作曲した。
バスフルートを用いる点で近作の「ソリチュード」に通じ、編成の似た五重奏として"Ki-e"(尺八、ギターと弦楽三重奏)をも受け継ぐ。
コーダには同様の音列作法による「プリズム」が透けて見える。
一方、余韻を特長とするヴィブラフォンは、「ブラウン×2 運動」におけるマリンバへのアンチテーゼとなる。
濡れて青白く光るヴィブラフォンの微風。銀色の外観も音色も、バスフルートと相性が善かれかし。

2014-05-13
かつて僕は作曲する時、書き出しに苦労し、それが決まれば筆は徐々に速くなり、後半にかかる頃は既に頭の中では最後まで完成していた。
ソナタ形式やロンド形式ならそれでも良いが、そうでない場合、勢いに任せたような後半になってしまうことが多く、最近は後半を熟考するようになった。
前半は閃きに冴える提示、後半は同じ素材による創意あふれるドラマチックな展開…殆どのクラシック作品の普遍的な形。
僕にとって音楽はそうでなければならない。現代も。
先日、「バスフルート、ヴィブラフォンと弦楽三重奏のための"Breeze in A(Aの微風)"」の改訂を終えた。改訂したのは主に後半。

2015-02-15
"Breeze in A"の初演を強く促してくれたのはヴィブラフォンの會田瑞樹さん。
フルーティスト・山根尊典さんの賛同を得て、彼のリサイタルで演奏して頂く事が決まった。
弦楽三重奏のメンバーは、ヴァイオリニスト・小林倫子さんに組んで頂いた。
ヴィブラフォンを備えたリハーサル会場の手配等は僕がした。
…なるほど、これが作曲家の仕事か。
作曲家はアトリエに籠って作曲だけしていれば良い、という訳ではない。多くの賛同者がいて仕事が成り立つ。
時に、作曲中の作曲家の傍らで、作曲家の伝記などを読んでいる物静かな女性も…。
彼女は"Breeze in A"を献呈された。


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