つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

シモクレン

2014-03-21 13:47:04 | ジャズ


  紫木蓮。一般にモクレンという場合は、このシモクレンをさすことが多く、白のモクレンはハクモクレンと呼んで区別する

  ことが多いようです。原産地の中国では古くから高貴な花と尊ばれ、宮中や寺院に植えられたといいます。

  花つきがよく樹勢も強いので、春を運ぶ花木として庭のシンボルツリーにしてみてはいかが・・・



   モクレン科

   原産地: 中国

   
   花言葉: 自然の愛



   今日聴いたジャズ・・・

   
   鈴木良雄・・・「MOON AND BREEZE」



   本作は、日本を代表するベーシスト、鈴木良雄のリーダー・アルバム。

   NYでの活躍の時期を含めて日本のジャズ、第3世代の代表であった鈴木良雄の音楽生活を集大成する、35周年記念作品。


   メンバーには、現在の鈴木良雄(以降チンさん)をリーダーとする「BASS TALK」の4人、「EAST BOUNCE」から2人、

   それに、大御所、渡辺貞夫、村上寛、知名定男という錚々たる10名が参加している。


   全11曲、すべてチンさんのオリジナル。沖縄のオリエンテッドの美しいメロディ、朋友、増尾好秋のジェントルなギターに

   サダオさんの心に沁みる音色が響く、心温まる一枚。

   「BASS TALK」のメンバーの優しくも、暖かいお人柄に惹かれて、ときどき、ふらっと聴きに行く。

   優しい気持ちになる・・・本作には、チンさんの曲作りの巧さと共に、一曲一曲にそのお人柄が滲み出ている。

   ベースがとくに前面に出るということもなく、唯一、”駒 ”ではソロが聴ける。また、藤陵雅裕のソプラノがのびのびしていて

   美しい。


   「WINGS」、「PASSONATE LADY」では、サダオさんのアルトと共に増尾好秋のギターが綴るバラードが、限りなく美しい。

   
1・THEME FOR CHUNRAUMI・・・2・MOON AND BREEZE・・・3・PANTANAL・・・4・WINGS・・・5・EASTERN TOWN・・・
6・FALLING SUMMER・・・7・EVERNING IVORY・・・8・PASSONATE LADY・・・9・駒・・・10・ON AUTUMN LAKE・・・
11・IN THE CRADLE・・・



      メンバー :


     鈴木良雄(b)
     渡辺貞夫(as)
     増尾好秋(g)
     野力奏一(p、key、synth)
     井上信平(fl) 
     藤陵雅裕(sax)
     村上 寛(ds) 
     セシル・モンロー(ds)
     岡部洋一(perc)
     知名定男(sanshin)


    2004年5、6月 東京にて録音・・・

センテッドゼラニウム

2014-03-19 12:25:46 | ジャズ


  芳香のあるゼラニウムの総称で、レモンゼラニウム、ローズゼラニウム、ペパーミントゼラニウムなど多くの種類があります。

  本来、ゼラニウムは葉茎にいやなにおいがあるのですが、これらの種類はハーブの一種として料理やクラフトにも使われます。

  花がかわいいのも多く、利用価値の高い草花の一つです・・・



  フウロソウ科


  原産地: 南アフリカ

  花言葉: 思いがけない出会い



  今日聴いたジャズ・・・


  POLZIEHN / HELLER / DAVIS・・・「AMERICAN SONGBOOK VOL・3」


  本作は、ドイツ出身のピアニスト、大学教授でもある、オラフ・ポルジェンのリーダー・アルバム。

  
  1992年に結成したトリオで、OLAF POLZIEHN(p)、INGMAR HELLER(b)、TROY ALLEN(ds)、というメンバーを基盤にし、

  ハリー・アレンが4曲(2、6、11,13)にゲストで参加した作品。


  全13曲、ポルジェンのオリジナル一曲(1)、他は、馴染みのある曲や、あまり採りあげられない曲で構成されている。


  アルバム全体の印象としては、軽快で楽しい趣がある。


  個人的にトリオで演奏される特に、好きな曲は ”LUCKY TO BE ME” ”Mr・BOJANGLES ”・・・

  また、ハリー・アレンがゲストで参加している・・・


  ”SHE WAS TOO GOOD TO ME”  ”WHEN IN ROME” ”AUTUMN IN NEW YORK ” ”YOU MUST BELIEVE IN SPRING”

  を聴くと、ハリー・アレンの巧さが、曲を更によいものにしている。

  まさしく、ハリー・アレン&オラフ・ポルジェン絶妙コンビによる一枚。。。


1・TROY’S BAG・・・2・SHE WAS TOO GOOD TO ME・・・3・WHEN I GROW TOO OLD TO DREAM・・・4・LIMEHOUSE BLUES・・
5・LUCKY TO BE ME・・・6・WHEN IN ROME・・・7・DANCING IN THE DARK・・・8・JUMPIN’AT THE WOODSIDE・・・
9・STAR CROSSED LOVER・・・10・HALLELUJAH I LOVE HER SO・・・11・AUTUMN IN NEW YORK・・・12・Mr・BOJANGLES・・
13・YOU MUST BELIEVE IN SPRING・・・




      OLAF POLZIEHN(p)
      INGMAR HELLER(b)
      TROY DAVIS(ds perc)

      HARRY ALLEN(ts 2、6、11、13)



      2005年10月11、12日録音・・・


   



  


  

キンギョソウ

2014-03-18 13:52:10 | ジャズ


  金魚草。英名スナップドラゴン。花の形が金魚のように見えることから名づけられました。

  英名はドラゴンの口の形にちなみます。品種改良によって多くの品種が出回り、草丈の高い品種は切り花に盛んに

  利用されています。園芸用では四季咲き性の品種が人気で、長時間、花壇をにぎやかに彩ってくれます・・・


   ゴマノハグサ科

   原産地:  ヨーロッパ


   花言葉:  おしゃべり


   今日聴いたジャズ・・・


   MONICA ZETTERLUND・・・「BILL REMEMBERED」
   (A TRIBUTE TO BILL EVANS)


   本作は、1937年9月20日生まれ、スウェーデンのヴォーカリスト、また女優でもあったモニカ・ゼタールンドの

   リーダー・アルバム。

   60年代のビル・エヴァンスとの共演で大きな名声を得たモニカが、亡きビル・エヴァンスを偲んで録音した、

   「エヴァンスに捧ぐアルバム」。晩年の作品。


   全14曲、ピアノ、ベース、ドラムスの他に、曲によってはトランペット、サックス、ストリングスなどが入り、アルバム全体を魅力的

   なものにしている。

   彼女が63歳くらいの時の録音で、とても品性があり、落ち着いた、説得力のある歌唱が素晴らしい。

   カーリン・クローグにも共通する、年齢を重ねたヴォーカリストならではの味わい深さがある。


   静かな空間の中で聴くのに、ふさわしい一枚・・・


1・I REMEMBER BILL・・・2・THE BEST THING FOR YOU・・・3・I NEVER SAY GOOD-BYE・・・4・YOUNG AND FOOLISH・・・
5・HOW LONG HAS THIS BEEN GOING ON・・・6・GONE WITH THE WIND・・・7・MY FOOLISH HEART・・・
8・WALTZ FOR DEBBIE・・・9・BUT BEAUTIFUL・・・10・THE MASQUERADE IS OVER・・・11・MY IDEAL・・・
12・THEY SAY IT’S SPRING・・・13・STAY AND LOVE MY BLUES AWAY・・・14・THEY CAN’T TAKE THAT AWAY
  FROM ME・・・


    MONICA ZETTERLUND(vo)

    2005年5月12日、死去



     1999年10月~2000年1月、ストックホルムにて録音・・・

ジンチョウゲ

2014-03-16 13:19:14 | ジャズ


  沈丁花。3~4月の早春の庭にふくいくたる芳香をただよわせます。

  香りが遠くまでにおうことから「千里香」という呼び名もあるとか。原産地の中国では「瑞香」という名で呼ばれ、

  縁起のよい芳香花とされています。

  簡単にさし木ができるので、ご近所から一枝もらってきて、土にさしてみるのも楽しいものです・・・



   ジンチョウゲ科


   原産地: 中国

   花言葉: 甘美な想い出



   今日聴いたジャズ・・・

   
   GEOFF KEEZER・・・「TURN UP THE QUIET」



   本作は、1970年11月20日、アメリカ合衆国ウィスコンシン州オー・クレア生まれのジャズ・ピアニスト兼作曲家、

   ジェフ・キーザーのリーダー・アルバム。

   朋友ジョシュア・レッドマン、クリスチャン・マクブライド、ダイアナ・クラールなどを迎えた移籍第一作、作品にあたる。

   全11曲中、ソロが3曲(3、6、8)、デュオが2曲(7、10)、ピアノ、ベース、サックスでの曲、それにダイアナ・クラール

   が加わった曲(2、4)、ジェフ・キーザーのオリジナル3曲(4、5、9)で構成されている。




   キーザーのピアニストとしての表現スタイルは、起伏の大きな立体感に特徴があるといわれる。


   本作では、スウィング時代の名曲”サヴォイでストンプ”を採りあげながら、そこにフレッシュな編曲を加えて疾走してみせたり、

   フュージョン界の影の大物、ジェイソン・マイルスに打ち込みを任せ、コンテンポラリーなエレクトリック・サウンドを躍動

   させるなど、随所に新鮮な驚きを引き起こすパワーが満載されている。


   また、”マダム・グルヌーユ”でのベースソロ、熱いテナー・サックス・・・”ローズ”でのピアノとソプラノ・サックスのデュオ、

   浮遊感のあるソプラノ・サックスも印象的な ”プレシャス・ワン”・・・ピアノとヴォーカルのデュオ、イヴァン・リンスの

   代表曲”ラヴ・ダンス”・・・ラスト、坂本龍一作曲の”美貌の青空”なども聴きどころ。。。


1・STOMPIN’AT THE SAVOY・・・2・THE NEARNESS OF YOU・・・3・LUSH LIFE・・・4・ISLAND PALACE・・・5・MADAME
  GRENOUILLE・・・6・LOSE MY BRETH・・・7・ROSE・・・8・MY SHINING HOUR・・・9・PRECIOUS ONE・・・
10・LOVE DANCE・・・11・美貌の青空・・・



    ジェフ・キーザー :

   3、4歳でピアノを弾き始め、高校でクラシックを学ぶ。ただし、それに前後して、14歳でジャズにも関心を寄せ、
   レコードを聴きあさったりコピーをしたりし始めた。マイルス・デイヴィス、クフォード・ブラウン、フレディ・ハバードらに
   傾倒したトランペッターの友人に教えられたジャズ・メッセンジャーズのアルバムに魅了され、ストレートアヘッドなジャズに
   深く傾倒していった。

   アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの最後のピアニストであり、また、マイルス・バンドの幻のメンバーでもあった。




     GEOFF KEEZER(p)
     DIANA KRALL(vo 2、4.10)
     CHRISTIAN McBRIDE(b 1、2、4、5、9、11)
     JOSHUA REDMAN(ts、ss 1、2、5、7、9)
     JASON MILES(programing 4、11)



     1996年12月16~21日 NY「ヒット・ファクトリー」にて録音・・・

エニシダ

2014-03-14 14:17:46 | ジャズ


  金雀枝。4月ごろ、蝶のような濃い黄色の花をほうき状の枝いっぱいに咲かせヨーロッパでは、豊かな実りのシンボルと

  されています。金色の小鳥が枝にたくさんとまっている様子をあらわす金雀枝というネーミングもうなずけるところ。

  ヨーロッパ原産で耐寒性が強いため、北海道中部あたりでも栽培が可能です・・・



  マメ科

  原産地: ヨーロッパ

  花言葉: 清純



  今日聴いたジャズ・・・


  JOS VAN BEEST TRIO・・・「THE GINZA SHUFFLE」



  本作は、澤野工房を代表するピアニストの一人、ヨス・ヴァン・ビーストのリーダー・アルバム。


  彼の演奏スタイルは、甘美にして清澄、時には深遠 「感傷の詩人」ともいわれる。


  全11曲、タイトルチューンのみが、ビーストのオリジナルで、A・C・ジョビンの曲3曲(2、6、1)


  それにお馴染みのスタンダードで構成されている。


  アルバム全体の印象は、軽快で清々しく楽しく、”かる~く弾いてみましたぁ”というような感じを受ける。

  気負ったところや、緊張を強いるところが微塵もなく、聴いていると幸せな気持ちになれる。

  楽曲もよく、曲順もいい。奥様のマリエル・コーマンの伴奏としても愛情のあるピアノを披露している彼だけど、

  ピアノトリオ盤も、どの作品を聴いても魅力がある。

  ご夫婦そろって、素敵なアルバムの数々をリリースしている、羨ましいかぎり・・・



1・FLY ME TO THE MOON・・・2・ONE NOTE SAMBA・・・3・THE GONZA SHUFFLE・・・4・IF I SHOULD YOU・・・
5・WATCH WHAT HAPPENS・・・6・MEDITATION・・・7・CALL ME・・・8・BESAME MUCHO・・・9・I’LL REMEMBER APRIL・・・
10・CORCOVADO・・・11・BEN・・・



     JOS VAN BEEST(p)
     EVERT J・WOUD(b)
     NANNING VAN DER HOOP(ds)・・・・・