つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

ブルーレースフラワー

2014-03-10 12:57:43 | ジャズ


  別名ディディスカス。ブルーレースフラワーとは国内の種苗会社によってつけられた名前ですが、大正時代に日本に紹介された

  ときは ”ソライロレースソウ ”。小さな青い小花が傘状に集まって咲く様子は、はかなげな雰囲気。

  茎もしなやかで、アレンジメントの材料としても魅力的です。

  淡いピンクや白の品種もあります・・・


  セリ科

  原産地: ヨーロッパ

  
  花言葉:  慎み深い人


  今日聴いたジャズ・・・


  DIANA PANTON・・・「TO BRAZIL WITH LOVE」
  (フェリシダージ~ わたしが愛したブラジル)



  本作は、カナダの歌姫、ダイアナ・パントンのリーダー・アルバム。


  ”パリ大学でフランス文学の学位を取得した”才媛だけあって、本作は英語とフランス語で歌っている。

  また、サポート陣が素晴らしく、アルバム全体を、パントンの歌唱をより魅力的なものにしている。

  アルバム 「PINK」でもサポートしていた、レグ・シュワガー(g)、ドン・トンプソン(b、p、vib)はここでも参加しており、

  他に、マニーニョ・コスタ(vo、perc、ds)、ビル・マックバーニー(fl)、キキ・ミスミ(cello)、シラス・シルヴァ(ds、perc)

  が加わっている。


  ダイアナ・パントンの歌唱は、シュガーヴォイスといわれるように、囁きかけるような可愛らしくときにはアンニュイな趣で、

  穏やかな世界に誘ってくれる。


  全14曲、ボサノヴァのアルバムではお馴染みの曲も多い中、冒頭の、クロード・ルルーシュ監督作のフランス映画 『男と女』の中

  で歌われていた ”サンバ・サラヴァ”や スタンダード・ナンバーの ”夜は千の目を持つ”また、ビートルズ・ナンバーの

  ”アンド・アイ・ラヴ・ヒム”なども採りあげている。

  本作では唯一、ドン・トンプソン作曲のオリジナル曲でダイアナ・パントンが作詞している ”イズ・イット・リアリー・ユー?”

  が、憂いを含んだ曲で、とてもいい。


1・サンバ・サラヴァ・・・2・ディス・ハッピー・マッドネス・・・3・ザ・テレフォン・ソング・・・4・黒いオルフェ・・・
5・ソー・ナイス・・・6・イズ・イット・レアリー・ユー?・・・7・夜は千の目を持つ・・・8・わたしの島で・・・
9・フェリシダージ・・・10・あなたを愛してしまう・・・11・ドリーマー・・・12・アンド・アイ・ラヴ・ヒム・・・
13・小鳥のように・・・14・残されし恋には・・・



    2010年8月 トロントにて録音・・・