つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

ストック(一重咲き)

2014-03-06 13:25:33 | ジャズ


  ストックとは茎という意味の言葉。栽培の歴史は古代ギリシャからローマと古く、日本には鎖国時代にオランダ船によって、

  運ばれました。名前のとうり茎が長くて花もちがよく、香りもよいことからアレンジメントに盛んに使われています。

  耐寒性の強い品種も出回り、冬から早春のガーデニング材料としても人気です・・・



  アブラナ科

 
  原産地: ヨーロッパ

  花言葉: 逆境を克服する力


  今日聴いたジャズ・・・


  DIEDERIK WISSELS TRIO・・・「TENDER IS THE NIGHT」



  本作は、1960年ロッテルダム生まれのオランダ人、ブリュッセルを拠点に活躍するピアニスト、

  ディーデリック・ウィッセルズのリーダー・アルバム。


  フィリップ・エールス(b)、ヤン・デ・ハース(ds)を起用したトリオ編成。

  リーダーのディーデリックは、ケニー・ドリューとジョン・ルイスに師事している。

  アルバム全体から受ける印象は、アップテンポ、ミディアムテンポ、スローテンポ・・・と様々な表情を見せながらも、

  甘美で流麗、かつ繊細、曲作りの巧さを存分に堪能できる、好内容に仕上がっている。


  全10曲、中でも、タイトルチューンの「TENDER IS THE NIGHT」、「WHERE WERE YOU?」ラストの「EPITAPHE」の3曲は、

  特に、美しく、リーダーはもとより、ベース、ドラムスも実にすばらしいプレイを聴かせる。

  同郷のイヴァン・パドュアに通じる抒情性を兼ね備えている。


  最近まで再発されず、中古盤市場では価格が高騰していたという。幸運なことにめでたく再発された、いわくつきの作品。


  また廃盤になるかもしれない、ピアノトリオの好盤。



1・NIUBI・・・2・ZEPHIR・・・3・WHY NOT・・・4・PANDORA・・・5・CE QUE JE PENSE QUE TU PENSES QUE JE PENSE・・
6・TENDER IS THE NIGHT・・・7・LISTEN TO THE LOON・・・8・WHERE WERE YOU?・・・9・TA MASTETE・・・
10・EPITAPHE・・・



     DIEDERIK WISSELS(p)
     PHILIPPE AERTS(b)
     JAN DE HAAS(ds)


    1990年、ブリュッセルにて録音・・・