ラン科の一種、洋蘭の代表花として知られる。その豪華さから花の女王ともいわれている。
中南米の熱帯高地が原産地で、岩や樹皮に着生して花を開く。原種の交配から数百にのぼる品種が生まれた。
その後、近似の他属との交配に成功し、さらに美しい多くの改良種が出現した。日本では温室栽培され、明るく豊かな花様と色彩を
日の出の美しさに見立てて、「日の出蘭」と名づけられた。
カトレアの名は、イギリス人の植物収集家ウィリアム・カトレアの名にちなむ命名。
高価で高級な花だったが近年は栽培が盛んになり、需要も多く、鉢植えや切り花として多く出回るようになった。
花期は長く一か月ぐらい咲きつづける。多くは冬から春にかけて花を開く。
花は直径15センチぐらい。花色は白、桃、紅、黄、紫紅、橙黄色などがある。夏咲きの種類もあるが、俳句では華麗で美しい冬に開花
するものを季語としている。
”カトレアやローマにふるきシャンデリア ”(鎌田 正男)・・・
今日聴いたジャズ・・・
JAN LUNDGREN TRIO・・・「PLAYS THE MUSIC OF VICTOR YOUNG」
本作は、スウェーデンの貴公子、ジャズ・ピアニスト、ヤン・ラングレンのリーダーアルバム。
ヴィクター・ヤング集。
全13曲中、ボーカリストのステイシー・ケントが3曲(1、6、13)デボラ・ブラウンが3曲(5、9、12)
テナー・サックス奏者のジョニー・グリフィンが2曲(2、10)に参加。ピアノトリオの曲5曲(3、4、7、8、11)という
編成になっている。実にバラエティに富んだ、ヴィクター・ヤング集。
1・I DON’T STAND A GHOST OF A CHANCE WITH YOU・・・2・A WEAVER OF DREAM・・・3・SONG OF DELILAH・・・
4・GOLDEN EARRINGS・・・5・A HUNDRED YEARS FROM TODAY・・・6・STREET OF DREAM・・・7・SWEET SUE・・・
8・LOVE LETTERS・・・9・STELLA BY STARLIGHT・・・10・WHEN I FALL IN LOVE・・・11・ALONE AT LAST・・・
12・BEAUTIFUL LOVE・・・13・MY FOOLISH HEART・・・
ゲストもそれぞれ、華を添えて味わいのある作品に仕上がっている。ヴィクター・ヤングの曲ではあまり取り上げられない曲を
収められているところも聴きどころだと思う。
LAN LUNDGREN(p)
MATTIAS SVENSSON(b)
RASMUS KIHLBERG(ds)
special guest:
DEBORAH BROWN(vo)
STACEY KENT(vo)
JOHNNY GRIFFIN(ts)
2000年8月17日、10月12日、11月28日録音・・・