中国原産のミカン科の常緑小高木。初夏に白色五弁の花が咲き、秋に直径六センチほどの果実が育ち、
初冬から春にかけ黄色に熟す。
緑色の果実は皮の小片を吸い物や酢の物などに用いる。果汁は果実酢として調味料になる。
ゆずの名は、柚酢からきているといわれている。徳島県の酢橘(すだち)、大分県のカボス、九州各地の木酢などの雑種があって、
古くからそれぞれの地の特産物として親しまれている。
柚釜(ゆずがま)、柚味噌、柚餅子、また冬至の柚子湯など用途は広い。
”もらひたる柚にも峡(かい)の日のぬくみ ”(木下 夕爾)・・・
今日聴いたジャズ・・・
FUMIO KARASIMA et TOOTS THIELEMANS・・・「RENCONTRE」
本作は、日本を代表するジャズ・ピアニストの一人、辛島文雄とハーモニカの巨匠、トゥーツ・シールマンスとのデュオ作品。
全9曲、ベテラン二人が綴る、美しく、哀愁味のある完全無欠なデュオ・・・何と抒情味のある演奏だろう・・
本作を聴くと、しばらく余韻に浸っていたい・・それほど素晴らしい。。
シールマンスのリーダー作ではピアノとのデュオ・アルバムを他に知らない。辛島文雄のピアノと共に、シールマンスのハーモニカが
光る。そして、ハーモニカと綴ることによってピアノが魅力を引き出されている。初冬の昼下がり、静まり返った宵に、耳を傾けたい
そんな一枚。
1・STOLEN MOMENTS・・2・EVENING IN PARIS・・3・CHAN’S SONG(NEVER SAID)・・4・THREE VIEWS OF A SECRET・・
5・GIRL TALK・・6・WITCHCRAFT・・7・I’LL CLOSE MY EYES・・8・QUIETUDE・・9・EMBRACEBLE YOU・・・
スタンダード3曲(6、7、9)、クインシー・ジョーンズの2・・ハービー・ハンコックの3・・ジャコ・パストリアスの4・・
ニール・ヘフティの5・・サド・ジョーンズの8・・
それぞれが聴きごたえのある曲に仕上がっている。
こんな素敵な作品を聴けることに感謝したいと、いつも、そう思う。
1999年2月16-18日録音・・・