つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

無花果(いちじく)

2012-11-14 16:35:32 | ジャズ

 クワ科の落葉高木。漢字で無花果と表記するので、一見花をつけないように思われるが、春から夏にかけて卵形の肉厚の花嚢(かのう)の
 なかに無数の白い花を咲かせる。
 花嚢全体が秋に熟れて暗紫色の実となる。実は甘く食用とされる。加工してジャムやドライフルーツなどとしても用いられる。

 未熟で青いものを青無花果という。熟しても外皮が暗紫色とならないものを白無花果という。
 実をもぎとるときに出る白い液汁は、いぼやうおのめに効くとされている。


 ”無花果のゆたかに実る水の上 ”(山口 誓子)・・・


  今日聴いたジャズ・・・

  MARK WHITFIELD・・・「7TH AVE・STROLL」


 本作は、ジャズ・ギタリスト、マーク・ホイットフィールドのヴァーヴでの第2弾となるアルバム。

 ニューヨークを題材にした作品。新旧2種類のトリオと共演した魅力的な一枚。ストレート・アヘッドなジャズをきっちりやれる数少ない
 若手ギタリストの一人といえる。スローな曲もアップテンポの曲もホイットフィールドのセンスの良さ、巧さが光る。
 ラストに ”ニューヨークの秋 ”をしみじみと聴かせるギターがまたいい。ここでは、トミー・フラナガンとのデュオになっている。
 

1・WASHINGTON SQUARE THOROUGHFARE・・2・HARLEM NOCTURNE・・3・7TH AVE・STROLL・・4・A BROOKLYN LOVE・・
5・BUSINESSMAN'S BOUNCE・・6・SPRING IN MANHATTAN・・7・SUNDAY IN NEW YORK・・8・THE BOWERY・・9・SUNSET AT     WATERSIDE・・10・HEADIN TO WES’SIDE・・11・AUTUMN IN NEW YORK・・・


 MARK WHITFIELD(g)

○STEPHEN SCOTT(p)CHRISTIAN McBRIDE(b)GREGORY HUTCHINSON(ds)1、3、4、8、10

○TOMMY FLANAGAN(p)DAVE HOLLAND(b)AL FOSTER(ds)2、5、9


 WITH CHRISTIAN McBRIDE・・6
 WITH DAVE HOLLAND、AL FOSTER・・7
 WITH FOMMY FLANAGAN・・11


  PRODUCED BY RICHARD SEIDEL AND DON SICKLER

  1995年録音・・・