美島奏城  豊饒の海へ

豊饒の海をめざす、教育と文芸と風流に関する備忘録

日乘  黛まどか讃

2006年11月26日 | 俳人
 
 
平成18年11月26日(日)一時
 
 
 秋の暮手にあたたかきサイン本  奏城
 

 古本屋にいくのは趣味のひとつ。最低でも週に2度は行くことにしている。探している本が出ているかもしれないからだ。その他にも蒐集の対象にしている作家の本が出ているかもしれないからだ。
  そこで,今回見つけたのが,黛まどか氏のサイン入り本『星の旅人』と文庫版『B面の夏』。“黛まどか”ときいて,あの人と思い浮かぶ方は俳句に興味のある方。
  黛氏の句風で多くの若い女性が俳句に関心を示し,作句の道に入ったのですから,その功績は大きいものがあります。

  実は氏のサイン本を見つけたは2冊目,最初はトップ画像にある文庫本『聖夜の夜』(講談社)だった。見つけた私はうれしかったが,一体なぜサイン本を手放してしまうのか理解に苦しむ・・・・・・。
  なお今回は,山本健吉著『句歌歳時記 秋』,松澤昭著『わが百句』も購入。


 
表紙を繰ると毛筆のサインが!

 


 

『B面の夏』より 四季の句を一句ずつ 


蓬摘む赤いポルシェで乗りつけて
旅終へてよりB面の夏休
前略につづく夜長のエトセトラ
大切なもの皆抱へ冬に入る
待ちし一枚その中にあり年賀状


28歳の頃の作品,なんともライトです。

 


 ところで美貌の誉れ高い黛氏ですが,下の肖像を見ていてふと思ったのが,ダイアナ元妃に似ているということ?ウ~ンちがうか!

 

 


最新の画像もっと見る