美島奏城  豊饒の海へ

豊饒の海をめざす、教育と文芸と風流に関する備忘録

『血脈の日本史』 小和田哲男著

2012年08月10日 | 読書もどき

  著者の小和田氏はわかりやすい歴史著作で有名な方。戦国時代が専門だったか。著作数が多い方でもある。

 歴史上の疑問は血脈のありようで解決のヒントがみえてくる。昔のは今以上に強固に「家門」と「血脈」がモノをいっていた。

 その形が系図だ。名だたる戦国武将もすべて己の血脈の由緒を公称した。徳川は源氏を織田は平氏を。秀吉も一時は藤原を名乗ったが、さすがに恥じ入ったのか天皇から「豊臣」を賜って氏をつくった。

 そのような血脈にかかわる内容の本である。


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