霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

初陣

2006-07-16 21:54:51 | 趣味
バドミントンの混合ダブルスに夫婦ペアで大会等に参加することに決めてから半年過ぎた。
しかし、オバサンは農作業に追われてあまり練習していないので、腕の方は全く向上していない。
折角バドミントン教室で教わった事も、今ではスッカリ忘れてしまいゼロ復旧してしまった。
このままでは、秋に山形で行われる夫婦ペアマッチに展望が開けないと考えたオジサンは、恥じを覚悟の上で実戦経験を積むことを決め、本日、宮城県東松島市で開催されたバドミントン大会に参加して来た。
この大会はクラス別にリーグ戦で行われるので、力量の近い相手と数試合できるのが魅力だった。
参加したクラスは、当然混合ダブルスの初心者クラス。
しかし、いくら初心者クラスと言っても、本当の初心者などオバサンぐらいなもので、百戦錬磨の人が殆んどだ。
試合結果は当然三戦全敗。勝ち負け以上に試合内容がひどかった。空振りも多く、ラリーが全く続かないワンサイドの凡試合となってしまった。
オバサンの凡ミスに付き合うかのようにオジサンまでイージーミスを犯し、お話しにならない内容となり、オジサンは精神的にかなり落ち込んでしまった。



でも、オバサンは凄い人です。初めての対外試合だと言うのに、緊張する訳でもなく、朝からアクビばかりして、挙句の果てには試合の合間にギャラリーのベンチで一時間近くも横になってグースカ昼寝をする始末。
そして、最後に「今日は良い休日だった」とのたまった。
こんなのバドミントンに対する冒涜行為だとオジサンは思うのであります。
山形のヒロシさん、イッシーさん、熊パパさん! こんなパートナーを抱えて戦わねばならないオジサンの苦労を分かってやって下さい。
(戦う前に白旗を挙げる趣旨ではありません。 念のため・・・・)




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ウツボグサ

2006-07-15 19:09:40 | 景色
畔道の草が伸びて、田んぼの光や風の通りを悪くしている。
今年二回目の草刈りが先日から始まった。8月に入ってから畔の草刈りをするとカメムシを田んぼに呼び込むので、今月中に終えないと近隣の田んぼにも迷惑をかけることになる。
今、畦道には色々な花が咲いているが、間もなく全部刈り取られる運命にある。



可憐な紫色の花をつけるウツボグサは畦道のソチコチで随分長いこと咲いていた。咲き始めの頃に、オバサンはこの花を他の花と組み合わせて産直に出荷したが、殆んど売れなかった。
野山にある可憐な花を「自然のオスソワケ」的発想で出荷し好評頂いているが、この花の可憐さに賛同する方は少なかったようだ。
このように空振りに終わることもあるが、色々な花をこまめに出荷することでお客様とのコミュニケーションが図れるような気がしている。
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「除草機押し」復活

2006-07-14 21:34:24 | 
溝きりのために田んぼの落ち水口を全部開けていたが、これから出穂時期を迎え、稲が水を必要とするので、開けていた水口を閉じるため田んぼを一巡した。
周って見て驚いたのは、すべての田んぼに多少の差はあるもののかなりの雑草が出ていた。とても人手による除草をチマチマやっていたのでは終えられる面積ではない。
人手に較べれば不完全な除草ではあるが、次善の策として、除草機による除草を復活させることに方針変更した。

今日は梅雨の中休み。久しぶりの晴天でうだるような暑さとなった。午後から除草機押しを始めたが、雑草が多いので抵抗も大きく、炎天下での力仕事は結構こたえた。暑さと疲労と滝のように流れる汗、襲ってくる虻との闘い等で何度か頭がフラフラした。
それでなくとも、近所のオバアサンが田んぼで植え直しをしていて亡くなったばかりだ。今度は自分の番か、という不安が頭をよぎった。
「炎天下の除草機押しで溺死」「脱サラの夢、一年持たずに挫折」「立場の弱い婿養子が過労死」等々、一百姓の死亡など記事として取り上げられる筈も無いのに、新聞の見出しまで考えてしまった。

夕方になったら、虻だけではなく蚊まで大勢で攻めて来たので、本日の除草機押しは早々に切り上げた。
二ヶ月近いブランクがあったので、手も感触を忘れてしまったのか、両手には豆ができていた。
でも、仕事の方は、新幹線並に大幅にスピードアップした。



今、我が家の門口はアジサイロードとなっている。
いろいろなアジサイが咲いているが白が一番美しいように思える。
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幻の土地家屋調査士

2006-07-13 18:43:08 | 家族
今年は亡くなった祖母の27回忌だという知らせがお寺さんからあり、お盆に合同供養をお願いすることにした。 
祖母の臨終には思い出がある。
当時、仙台に住んでおり、祖母危篤との連絡も入っていた。しかし、その日オバサンは土地家屋調査士試験の最終面接日となっていた。
子供達が小さく外に出て働けなかったので、子育ての合間に資格取得に向け勉強中だった。
面接終了後直ぐに一関に帰った。祖母は最期まで孫娘の帰りを待っていたというが、残念ながら間に合わなかった。

試験の方は見事最終合格を果たした。合格率が3~4%の難関で、その年の宮城県の合格者は三人だった。
実務経験も無く、その筋の通信教育を受講することもなく、単に参考書と問題集のみの独学にもかかわらず、二度目の挑戦で合格できたのは幸運だった。

折角苦労して取得した資格だったが、オジサンの転勤に付き合っている内に、事務所を開設するタイミングを失くしてしまった。
役立ったのは、自宅を新築した時に自分で表示登記したことぐらいで終わってしまった。

11回にも及ぶ転居生活に終止符を打ち、一関に戻った時、オバサンは迷わず農業の道を選んだ。
これは、代々続いた百姓の血がそうさせたのだと思っている。



幻の土地家屋調査士が試行的に挑戦しているコンパニオンプラント。
茄子やピーマンの間にネギを植えると、病気になり難いのだという。
果たして思惑通りとなるや否や。
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雛の卵

2006-07-12 21:25:21 | 家畜
4月から飼い始めた22羽の鶏の半分以上が卵を産むようになって来た。
朝食後に覗いてみると、四羽が同時に箱に入り卵を産んでいる最中だった。
昼に行って見たら、藁を敷いた木箱の中に、まるで鳥の巣のように綺麗に卵が並んでいた。
バァチャン曰く「これほど癖の無い鶏は珍しい」とのこと。普通は、箱ではなく床に産んだり、箱の中に糞をしたり、卵を突っついて壊す等の不心得者が必ず居るようだ。
今年の雛は順調に成育しており、卵の大きさや色合いも比較的均質で、パックする場合も余計な神経を使わずに済んでいる。



朝夕に餌を与えているが、何時行ってもお腹を空かしているかのように走り寄って来る。
これについてもバァチャン曰く「鶏が欲しがるほど餌を与えたら飼料はいくら有っても足りない」とのこと。
オヤツとしてオバサンが人参や大根等の葉を投げ入れたら、喜んで食べていた。
EMボカシ施した無農薬栽培の野菜なので、美味しくない筈が無い。



卵の販売は餌代等のコストを差し引くと、あまりウマミのある商売ではない。
しかし、自家消費分確保のオマケと考えられるし、野菜等と一緒に毎日出荷できるので、あまり収支率には拘らないことにしている。
そもそも、お客様から「美味しい」と賞賛されている商品を止める訳には行かない。
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