株式会社インテック左右田 長野市、畳・内装屋の色々ブログ

長野で畳・内装工事業をさせてもらってます。創業65年、3代目・・・世間では財を食い潰すと言われてますがどうなる事やら。

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京都迎賓館を観覧して来ました

2015年08月03日 | 日記
久し振りのblog更新です^^;

先日、なかなか見る事の出来ない、京都の迎賓館を観覧させていただく機会を頂戴したので猛烈な暑さの中、京都へと足を伸ばしました。


国が考える、海外に向けての日本のおもてなし建築とはどんなものなのか?和室は有るのか?日本の伝統的な建築文化は使われているのか?色んな事を考えながら入館しました。




さすが、迎賓館!
入るなり、圧倒されました。
しばし写真をお楽しみ下さい(^^)








そして職業柄、1番見たかった和室です。




この迎賓館用に畳表の原料であるい草を栽培し、中継で織り上げた畳表。
この迎賓館用に麻生地に色染めし、裁断した畳へり。
そんな材料を使い、一流の腕と経験を持つ畳職人が1枚1枚厳しい目で『畳』と言う品に作り上げた物。
写真をよ~く見ると畳の真ん中にラインが見えると思います。
それが中継表といって、い草一本一本の色の良い真ん中の部分だけを使い、先と根の部分は使わない。
とても贅沢で希少価値のある物です。
畳は日に焼けると黄色くなりますが、良い表になればなる程、均一な黄金色に焼け、重厚感と気品が出ます。
さて、この写真の焼け方・・・皆さんはどー見ますかね?
私は個人的に…綺麗な部類には入るが・・・残念…ってな感じでした。



和室以外は当然、フローリングや絨毯ですが必ず、障子・襖といった日本独自の建築様式が使われており、国が考えるおもてなし様式を嬉しく思いました。
今色々とあまり良くない事で話題の、2020年開催東京オリンピック。
畳プロジェクトチームとして、どんな提案が出来るか、どんなおもてなしの空間を演出出来るか。
迎賓館とまでは当然いきませんが、外国の方が日本を感じる事の出来るヒントにはなったのかな?

日本の伝統的な建築様式、捨てたもんじゃないですよ~(^^)!
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ようやく畳表を織り上げます!

2015年02月06日 | 日記
昨年の7月に痩せる思いをして収穫をし、泥染めをし、乾燥させた後、余計な湿気、日焼け防止のビニール袋に入れユックリと寝かせていたイグサがようやく畳として織られる時期となりました(^^)

今回はそのイグサを長さごとに分けてどんな畳表を織るかを検討して来ました。



イグサを束にし、根の部分を揃えて立てます。それに添える様に3cmごとに印をした棒を当て、1番長いイグサから抜き取り、印ごとにまとめていきます。
こんな感じに

成長具合によって長さもそれぞれ違います。
機械ではこんな感じに長さ選別します。


次にその中から栄養不足だったり、グレて横道に行ってしまった様なイグサを一本一本見付けて抜き取っていきます。

右の方が茶色い部分が幅広くなっているのが分かりますか?
これが抜き取られてしまうイグサです。
こうして選別していくと、綺麗な畳表を作る原料となるイグサはかなり減ってしまいます。
でも、畳表として使えないイグサの中から寝ござだったり上敷きだったりに使用されるんですよ!

今回は今ではとても珍しく貴重になった畳表を作る機械(織機)で作った『中継ぎ表』を拝見して来ました。



イグサの良い部分だけを使って織られる畳表で、根と先の色変りしている部分は一切使いません。
イグサがパラパラと見えている方が裏面です。
物凄く高級な畳表ですが、昔は弊社でも納めさせて頂く機会がありましたが、今では・・・。
大変貴重で希少価値が高い為、市場に出回らなくなってしまいました。今は受注生産です。そして、畳として仕上げるのも、そうとうな技術を要するので、その腕がある職人さんも大幅に減ってしまっています。
全てを機械に頼り知識と技術を持ち合わせていない機械職人が増え、それを良しとする企業が増えてしまったのが原因の一つでもあります。
この畳業界に居させてもらっている一人として反省し、改善の一助になれる様な仕事をしないとです!

せっかくなので、オブジェ的な壁掛けを作らさせて頂きました(^^)
壁掛けにして玄関や応接室に飾ると匂いも吸収してくれ、イグサの心地よい香りがします!
我ながら良く出来ました^^;

少し息抜きでこの時期しかやっていない牡蠣ハウスで昼食でした!

プリプリジューシーで腹一杯頂きました(^^)!

去年から(正確には一昨年)丹精込めて作りましたイグサが今回の選別・選択でいよいよ畳表と姿を変えて完成いたします!
3月末には弊社工場に到着する予定となってます。
寒い、暑い、腰が痛い、色んな経験をし自分の目で見ながら完成する畳表です。数に限りがありますが、自信を持ってご予約のお客様に納めさせて頂きたいと思います!

今回も熊本八代の農家・織元さんには大変大変お世話になりました。
役に立つ良い知識を毎回頂戴しております。
今回も誠に有難う御座いました!


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久し振りのブログ

2014年10月20日 | 日記
いつもは、何処かへ研修に行ったりした時にブログUPしてますが、この所バタバタと本業の畳屋さんをしてまして、日々現場へと足を運んでます。
なのでたまには施工させて頂いた現場写真などをご紹介させて頂きます。
最近、お寺さんの施工が多いのでそちらを❗️



こちらは、本堂です。
脇陣は紋縁という、畳縁を付けてます。
紋縁とは、名前の通り「紋」が織り込まれている縁です。
畳と畳の合わさり目全ての「紋」をシッカリと合わせる為の割付けをし、1枚1枚確認しながら作ります。
今ではこの製作をシッカリ出来る畳屋さんが少なくなりましたし、そこをシッカリとチェック出来る施主様も少なくなりました…



続いて庫裡(くり)です。
庫裡とは従来、本堂の横にある住居部分の事ですが、色々な催事や檀家さんが集ったりする時には広間も必要となります。



こちはら、新築でなく、表替え工事をさせて頂いたお寺さんです。
年月が経過し、畳にもすき間が出て来たり、凸凹になった状態だったのが、綺麗に補修をし、ビシッと仕上がった畳を見て、施主様が見違えた、まるで新品の様だね!と喜んで頂けた時は、本当に嬉しい~(^^)!って感じる瞬間です。



ちょっと変わった畳表です。
仏間とかにはそぐわないかもしれませんが、茶の間やお客さん部屋、子供部屋とかだと目新しくてオシャレ感がありますね!

と、今後は弊社の施工例も取り入れたブログにして行こうと思っておりますので、宜しくお願いします。
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い草収穫❗️良いい草が取れましたよ~(^^)

2014年07月14日 | 日記
弊社使用の畳表を作って頂いている農家さんにい草の収穫、お手伝いにお邪魔させて頂きました!
い草は160cm~170cm程に背丈が伸びるので、倒れない様、網掛けと言って網目にい草を通し支えをしてあげます。
長く成長するに従って、その網を少しづつ上に上げて行き、真っ直ぐ真っ直ぐ育つ様、支えてあげるんですよ(^^)

この網上げの作業がキツイ❗️
私の背丈程に育ったい草の中をかき分け、数歩進んでは、網を揺さぶり上げる。
い草が持つ水分と、背丈程に育っている為、風が通らなく、スチームサウナ状態・・・
水分補給は欠かせません。

収穫の際は、まず網を取ります。
すると、今まで網で支えられていたい草が横にパターンと寝ます。


ハーベスターと言う収穫用農機で刈取り開始です。



刈り取ったい草は、小分けに纏められ、トラックに積み込みます。


その後、作業場に場所を移して『泥染め』と言う行程に入ります。
泥染めとは、い草の焼けや色、質を綺麗に保つ為になされる行程です。
染めとは言いますが決して色を着色してる訳ではありませんのでご安心下さい(^^)


環境が良いので、カニが申し訳なさそ~に歩いてます(^^)


一晩水分を落としたら、乾燥行程に入ります。
その日の湿度や気温によって乾燥時間・温度等、様々な調整をします。
プロの経験と技術なんですね~❗️

一昼夜かけて、水分を飛ばし、乾燥させたら、余計な湿気、焼けが来ない様、ビニールに入れしばし、い草を休ませてあげるんですよ。
何と、この作業は朝方3時より行われます。



こんな順序でい草の収穫期には朝方3時~夜7時頃まで約一ヶ月間、毎日、休みなく続きます。
自然が相手の仕事ですので、その日の作業はその日の内にしてしまわないと、全てのタイミングが狂い、良いい草、良い畳表が出来なくなってしまいます。

私は、ほんの2日程、体験させてもらう場を用意して頂き、優しく教わりながらの作業にも関わらず、体内時計が狂い、バテバテでした(・・;)

このい草を畳表として使い、畳と言う品に仕上げ、お客様にお届けさせて頂く者として、い草作り、畳表作りを自分の目で見て、感じて、少~しだけキツイ体験して愛着持って畳を送り出し、お客様に安心して気に入って頂けたら最高ですね(^^)❗️

今、畳業界は過去の良くないツケが回って来ております。
中国産畳表を国産と偽った偽装、ブランドラベルの偽装、いい加減な畳を作る店の増大・フランチャイズ化、関係ない標準規格の過大PR宣伝、根拠の無い価格表示、挙げるときりがない程に沢山あります。
畳って知られている様で実は知られていないんですよね。
メーカーと素人畳屋が組んで、素人同然の者が機械使って『畳っぽい物』なら作れてしまう。
後は、過剰なサービス、キャッシュバック等の特典と、お仕事下さいの泣き落としでその場限りの気を引く。
こんな一昔前の業界気質が技術・品質の低下、粗悪品畳の広がりを招いています。
そんな無責任な流れを断ち切ろうと、全国の沢山の真っ当な畳屋が畳としてお客様の家に納めさせて頂くのだから、い草・畳表の事も勉強し、きちんと知ったうえで、畳屋として提供でき、商いをさせて頂きたいと、動く様になりつつあります。
そんな行動を力強く支えて下さっているのが、い草・畳表産地の農家さん達です。
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畳材ショー・備後表産地

2014年05月21日 | 日記
畳屋だったら必要不可欠の畳材の展示会と、備後畳表(ゴザ)産地に行って来ました。
昔は年一回、こう言った全国規模の展示会が開催されてましたが、近年では久し振りの開催でした。
元気のある畳屋さんが全国より集まり、多種多様な商材を見て、聞いて、触って、各々の中で新しい風、守るべき風を感じる事が出来た展示会だったと思います。
私も様々な出展ブースを興味津々で回っていたのて、写真を撮るの忘れてしまいました(・・;)

翌日は、備後表の産地、広島県福山市に足を伸ばし、お付き合いさせて頂いている問屋さんに各所を案内して頂きました。

今では珍しい、手織りで畳表を作っている写真です。


中継ぎ表と言って、畳表の真中でい草を繋ぎ合わせ作られる畳表です。
い草だけでなく、ほとんどの「草」なるものは、先端部と根部は色が抜けて黄色っぽくなってますが、中継ぎは、その黄色い部分は使わず、真中の青い部分のみを使う非常に贅沢な畳表です。

こちらは、龍備表と言って、よく床の間に使用される畳表です。

通常の青いい草を、時間を掛けて丁寧に天日干しし、綺麗な飴色にします。



上の写真が大目、下が小目。
床の間の大きさに合わせて使い分けます。



畳に使用する畳表とは少し異なり、芯になる糸の本数が少ないですね。
これは、畳とは違い「ゴザ目」が畳より幅が広いからです。

他にも、い草を編んで手作りする座布団、問屋さんの工場等、沢山案内して頂きましたが、写真撮影を忘れ見入ってしまいました…

毎回感じる事ですが、普段、畳屋として当たり前に使用している各材料も、様々な人が携わり日々、試行錯誤し大切に作り上げた物を使わせてもらっている事に感謝です。

今回は、私と専務2人で二日間会社を空けました。
その間、事故もなくきちんと留守を預かってくれた社員皆さん、有難うございました!
平日の忙しい中、あちこちと案内して頂き我々の為に時間を割いてくれた、問屋さんの担当者、岡野くん、多々お気遣い頂いた社長さん、会長さん、大変お世話になり、誠に有難うございました。

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