僕のSLには、少し前にオートウィンドーという社外製のユニットを
取り付けています。これ、パワーウィンドスイッチを2回連続で押すと
ウィンドー全開、全閉が出来る機能を付加する物です。
このユニットには、もう一つ機能が有って ドアの開閉時ウィンドーを少しダウンさせるものが有ります。
実は、僕はこの機能が追加したくてユニットを購入しました。(^_^)v
ウィンドーアップ・ダウンのトリガーは、ユニット配線をアースへ落とす
事なのですがそのスイッチに当初純正のドアー開閉センサーを使おうと思って
いたのですが、これ 左右ドアのor回路となっていて左右のドアセンサーが
接続されているんですね。つまり左右どちらかのドアを開閉すると
両方とものドアが反応してしまいます。・・・これでは、何なんで
僕は専用センサーを取り付けることにしました。
専用スイッチは、当初リミットスイッチを想定して秋葉原で部品まで買って
いましたが、実際SLに取り付けようとすると結構大変だったので
今回、エーモンから出ているマグネットセンサーを使う事にしました。
http://www.amon.co.jp/seihi/seihi_data.php?id=12585
サイズは、35x6x6(mm)程で以外と小さくて使い易そうです。
取り付けは、両面粘着テープとなります。
回路は、マグネットが近づいてスイッチがONとOFFの2系統が有り
今回僕の場合は、ドア開 → マグネットが遠くに行ってアース設置ON
つまりマグネットが近づいてスイッチOFF。離れるとON。。ですね。
通常のメカスイッチで言い換えれば、B接点でしょうか。
仕様では、スイッチ反応距離は30mmってことになっていますが
この手のスイッチは、ON/OFFでヒステリシスって言って反応距離に
ズレが有るのが普通です。それって、メーカーの取説に載っていませんでした。
で、もって簡単な測定実験でヒステリシスを調査することに・・・。
画像のようにグラフを書いて、テスターで反応位置を確認して
それを記録していきます。
結果、30mmの位置を挟んで大凡±5mmのヒステリシスが有ることが
判りました。これって、具体的にはドアセンサーに使用した場合は、
ドア開のセンサー反応位置とドア閉時のそれとが違ってくるってこと。
±5mmといっても今回センサーはドアヒンジ近くに設置するので、ドアの端っこは
ドアの長さが900mmとすると「てこ」の原理で結構大きな値となります。
まあ、センサーの検出精度は上げることが出来ないのでこれはこれ
って割切るしか有りませんが・・・(^_^;)
次に実際にドアに設置するであろう姿勢を想定して同じように反応位置を確認です。
結果はご覧の様な感じとなりました。黒線と赤線の2パターンで測定しましたが
それぞれの内側はOFFしっぱなし。外側ではONしっぱなしって
グラフ上では読みとることが出来ます。
ちなみに、高さ方向(Z軸)ですが、マグネットの全長の半分を離れると
全く反応しなくなるって感じでした。。。
理屈的には磁界が半分になるって事で、反応無しなんでしょう。。。
・・・それと、マグネットスイッチの使用で注意しなければならないのが
周辺の磁性金属物(鉄など)で、マグネット側に磁性体が有ると磁界が
逃げてしまって磁力が弱くなりスイッチが反応しなくなるので、
金属面への設置はNGですね。
僕の場合は、マグネットはドアの内張(コルクボードとビニール皮革)
に取り付け予定なので問題ないと思います。。。(^_^)v