僕は普段から たばこ を吸うのですが、マイSL乗車中も当然の
ように喫煙します。
と、言うか 昨今の喫煙者排除の世相の中で
あくまで僕個人の閉鎖空間であるSL中は、有る意味 ゆったりと
気兼ねなく喫煙出来る場所でもあるんですね。。。(*^_^*)
な、もんで 車に装備されている灰皿の
ヒューマン・インターフェイスは結構重視する部分でも在ります。
僕のR107式SLの灰皿は、その基本設計が30数余年前のいわゆる
喫煙者に優しい時代(?)で有ったため ウッドパネルやらメッキパーツ
やらで奢られていて、最近の「しょーがねーから付けています」
とは、雲底の差で その存在自体がいかにも主張しているような装備
です。
では、灰皿をオープンしてみましょう~ (^_^)
チョコッと開け始め。。。
で、この位開けると 灰皿の中に明かりが点灯します。
この仕組み、後から出てきますが単なるリミットスイッチの様な
機構では無く実にお金の掛かっている(凝っている)仕掛けに成って
いるんです。・・・なんか、こだわりの世界を感じますね。。。
でも、実はこれ本当に暗くて 折角のこだわりが実用に追いつか
ない状態。
照明光源には3W程度の豆電球が使われていて、かつ
間接照明と成っているんですね。・・・で、「風前の灯火」状態の
照明なんですね。つまり、とてつもなく暗い~ (>_<)
さて、本題ですが
今回、この風前の灯火状態の灰皿照明のグレードアップを
してみました。
上の写真は、灰皿アッセンブリーとそのブラケットを車体から外して
部屋に持ち込み、照明を点灯させたところです。
・・・スリットから木漏れ日が差しているのがお判りで
しょうか・・・?
灰皿本体のメッキパーツを外します。
これは、灰皿本体のアッセンブリーにはまり込んでいるだけ。
写真のコの字になっている部分に電球が治まります。
その内側を白く塗装しました。
照明用の電球は、こんな感じに取り付けられます。
白く塗装したのは、間接照明の反射公効率をより良くするためです。
で、これで一度車体に取り付けたたのですが 期待した効果はあまり
有りませんでした。
そんな訳で、次なる方策として LEDの追加を実施する事にしました。
ご覧のような位置にLED球の設置穴を空けます。
この部分は、分解出来ないため穴空けにチョー苦労しました。
ドリルの刃が穴空け板金面に対して、垂直に出来ないため
ドリルが逃げてしまうんですね。(≧∇≦)
自分で言うのも変ですが、これ かなりの技が必要です。(^^;)
灰皿アッセンブリーの外側のブラケットは、表側に見える部分を
再塗装して おめかし しました。
外側のブラケットは、ご覧のようにツメを曲げて固定する構造です。
これって、昔のブリキのおもちゃのようでしょ。懐かし~ (^_^)
灰皿アッセンブリーの外枠 組み付け状態の図。
左側奥に見えるのが、灰皿オープンで照明が点灯する仕組み。
灰皿のオープン動作に合わせて照明接点がONするように成っています。
先程述べた様に 灰皿が引き出した時に照明スイッチがON成る仕組み
であれば、ドアオープンで照明ONとなることと同じなんで
単純にドアー部みたいなリミットスイッチを着ければ良いと
思うののですが・・・・凝ってますね~
って、この時代 小型のリミットスイッチが無かったのかなあ?
さて、今回 照明追加に使用するLEDですが 一般的に有る砲弾型と
手持ちで有ったLEDの頭の部分を平らにした形状の物と
有って、今回は
その目的から後者の頭を平らにした物をチョイスしました。
上の写真は、その違いを表した物ですが、右側が従来の砲弾型。
左側が頭平ら型です。
違いは光の照射角度に有り、砲弾型は約30°頭平ら型は、
写真では読みとりづらいのですが 約90°の照射角度と成っています。
今回みたいな灰皿照明は、特に遠くに光りを発光させる訳でもないので
光の拡散が大きい、頭平ら型が適していると思い
こちらを採用しました。
LEDの結線です。12Vに対応させるのに抵抗または定電流ダイオード
を接続しますが、安価な抵抗を着けました。
LEDが1個の場合、480~500Ωの抵抗を繋げます。
今回は、手持ちの抵抗が無かったため1KΩの抵抗を2個並列に
繋げています。(500Ω)
頭平らのLED。。。
LEDを灰皿に取り付けます。
LED用の穴は、LED球がシックリと入るようにテーパーリ-マで
丁度良い大きさに加工してあります。
LED固定は 強引ですが、LED球のマイナス端子をケースに直接
ハンダ固定。(^^;)
LED端子プラス側をケーブルを介して元々の照明用電球の
プラス側平型端子にハンダ接続。
この状態で点灯確認をします。
・・・OK! (^^)/
LED装着部は、僕のジョウトウ手段である シリコンで補強します。
表側もシリコンで補強。見づらいですが LED球と板金穴部分に
シリコンを充填しています。
メッキカバーを組み付けて、再度 点灯確認。
照明が大分明るくなったのが判ると思います。
車体本体への取り付けへ つづく~