中年おじさんの散策part2

散策内容を紹介します
七福神・温泉・散策案内が主なものです。

史跡-28  旭町の大いちょう

2015-12-12 06:07:58 | 墓・史跡・古墳

このブログは 中年おじさんの散策 の続編です。

 

20150311         宇都宮・史跡
栃木県宇都宮市中央
旭町の大いちょう
  栃木県庁と宇都宮市役所を結ぶ南北の道路と、国道123号から西に延びる、通称「いちょう通り」の交差点。北西角にこのイチョウが立っている。  立つ場所が一段高くなっているが、これは宇都宮城三の丸と百間堀の境界を成す土塁の跡である。周辺はすっかり繁華街となり、古き面影はすっかり失われてしまった。城のシンボルであったイチョウは、その後、もう一度、宇都宮市民にとって、大きな意味を持つ象徴となったことがあった。
  昭和20年(1945)7月12日深夜から翌日の未明にかけてのこと。宇都宮市はアメリカ軍の大空襲を受け、多くの犠牲者を伴って、中心市街地の約半分を失った。そのときの火災で、大イチョウもすっかり真っ黒焦げになった。(案内板を参考。なお案内板には焼けこげたイチョウの写真も掲載されている)
 それが、終戦の翌春に、緑の芽を吹き出したのである。この健気で力強い生命力が、戦禍に打ちひしがれた宇都宮市民の心に、勇気の火を点した。  以来、イチョウは戦後復興のシンボルとされ、市制90周年を機に、昭和61年(1986)、宇都宮市民は市の木としてイチョウを選んだ。市民の脳裏には、このイチョウの姿が浮かんだに違いない。

 

 

 

 

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