海外医療情報センター

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台湾―日本脳炎

2015-07-21 18:19:42 | 日記

2015年6月11日に台湾の疾病管理センターは台湾における日本脳炎の今年のケースを報告しています。これまでも台湾での日本脳炎の症例は報告され続けていましたが最近1週間で5例の症例が報告され、2015年に入ってから合計で15例の症例が報告されています。

日本脳炎は、日本脳炎ウイルスにより発生する疾病で、蚊を介して感染します。以前は子どもや高齢者に多くみられた病気です。突然の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こす病気で、後遺症を残すことや死に至ることもあります。

一般に、日本脳炎ウイルスに感染した場合、およそ1000人に1人が日本脳炎を発症し、発症した方の20~40%が亡くなってしまうといわれています。また、生存者の45~70%に精神障害などの後遺症が残ってしまうといわれており、ワクチン接種により、日本脳炎の罹患リスクを75~95%減らすことができると報告されています。

・1期接種:初回接種については3歳~4歳の期間に6~28日までの間隔をおいて2回、追加接種については2回目の接種を行ってから概ね1年を経過した時期に1回の接種を行います。

・2期接種:9歳~10歳までの期間に1回の接種を行います。

日本脳炎の予防接種後に重い病気になった事例があったことをきっかけに、平成17年度から平成21年度まで、日本脳炎の予防接種の案内を行っていませんでしたが、その後新たなワクチンが開発され、現在は日本脳炎の予防接種を通常通り受けられるようになっています。

このため、平成7~18年度に生まれた方は、平成17~21年度に日本脳炎の予防接種を受ける機会を逃していることがありますので、母子健康手帳などで予防接種の有無を確認し予防接種を受けていない方で日本脳炎のリスクのある国へ渡航する方は予防接種を受けることをお勧めします。

また、予防として虫よけスプレーや蚊取り線香などを利用し、肌を露出しない服装を心がけましょう。特に蚊の発生が多い水田地帯やブタなど動物を飼育している地域では、防虫対策を忘れないで下さい。

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