analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

LCRフォノイコ 調整29 内部抵抗その2

2019-02-27 00:02:59 | PhfD‐3.2

それではLCRフォノイコを鳴らしてみる。

整理すると

段間トランスはNP-126

12AU7は14mAほど流す

 

今は、一番いい感じで鳴っている。前回までの電流調整するまではなにかミスマッチなようだったが、今は問題ない。広がる上に一音一音が飛んで来る。なにか位相ずれのような感じもするが、右のスピーカーケーブルのプラスマイナスを入れ替えたが、どっちも同じくらい聞こえた。

ほんとはいけないことなのだが、そんだけ広がったというのは嬉しい。

 

予想ではもっと低音が厚くなると思ってた。しかしそうではなかった。低音が無くなったら無くなったでSWを鳴らそうと思ってるのだが、WFを殺してまでとは思わない。A-8713を使って低音が無くなっても、SWを鳴らせばいいや、ではなんか違う。「音づくり」という概念では良いのかもしれないが、これだけ設計を学んでそりゃ邪道だろ、今はそう思う。

 

思えば自作を始めたのは、最高のパーツを使えばメーカー製をしのぐだろう、と考えて始めたんだよな。もしかしたら、A-8713を使った変則的なシステム構築も有ったかもしれない。しかし設計を学べば学ぶほどそれはイカンと思うようになった。

まずは、性能をきっちり出す、だ。

 

 

某私の嫌いなHPで、動作点をきっちり出す、ようなことを言っていた。なにを当たり前なことを、と思っていた。

今回そういう事か、思えるようになった。

自作しながらずっと思っていた。

EL34PPはなんで5kΩのOPTなの?

6CA7には5kΩのOPTを組ませる。それが当たり前のように書いてある。

LCRフォノイコを組んでて、設計の元記事に、12AU7に5kΩのトランスを組み合わせる、とあった。

何気ないこの一言が私に勉強させた。

三か月位かかったか、なんとなく見えてきた。

こうなるともう自由自在かと思われた。しかし、思ったより狭い世界だ。

一般に公開されてるEL34の回路はほぼ理想的な状態で設計されてる。

あまり自在度が無いことが分かった。

それでいろいろな管に行くんだな。

とりあえずプリは色々、といってもたかが知れてるが、自分の中では使った。

12AX7、U7、Y7、5687・・・あれっ、こんなもんか。

パワーに関してはEL34のみ。

これからは6L6GCなんかも使ってみたい。あるいは三極管?

その前にもう一つのアンプEL34PPstereoタイプを復活させてSWを鳴らすこと。

もしかしたらMMカートリッジが上手くなるかもしれない。

 

去年は良い一年になった。


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