DS‐3000はなぜ4WAYなのか。
ミッドハイの高域を伸ばしてツイーターを省いた方がシンプルでもっとまとまりが良くなるのではないか。
ユニットの数(種類)は少ない方が良い。
2WAYスピーカーの名機は多い。しかしそれは少々古い設計で、シンセサイザーの音などには苦しい様に思う。
そこで出来たのが3WAY。
帯域的には問題ないが、しかしクロスの位置に問題ある。
声の辺・800Hz前後にウーファーとスコーカーのクロスオーバーが来てしまう。
S‐955Ⅲ、DS‐2000HR、NS-1000Mなどが思いつくが、みな国産。
ウーファーをフルレンジで使っている4311の評価が高いのも頷ける。クロスは1.5kHz、6kHzなので、ウーファーはほぼフルレンジ、それにツイーターとスーパーツイーターになるのか?
ただし下は45Hzとなっている。
そこで考え出されたのが4WAY。
中低域の”中抜け”を補うためのミッドバス。
なるほど。
「ユニットが多いほど売れる」 などと言うセールストークではなく欠点を克服するための手段だった。
イメージ的にはミッドハイの方が声の帯域に近いが、ミッドローだった。
20201208