夕空ノート

管理人、天野空流の日々を書き綴る場所です。出かけた際の写真などを中心に書いていこうと思います。

人はいつか別れゆき、そして人はまた出会う。

2007-03-15 02:01:25 | 日記
春です・・・。今日も風は冷たかったですが、日差しなんかはもう暖かくてそれは春そのものでした。
3月・・・それは始まり行く新しい何かを待ち遠しく思うときであると同時に、何かと分かれ行くときでもあります。
何それ?と言われそうですが、たぶんそうなんです。

・・・今日の出来事でした。
今日が今年度最後の授業ということで、どの先生方も1年間一緒にやってきてお疲れ様でした~のような感じで授業は進んでいたわけでした。
私の場合、同じ学校の中で学年があがるだけで、たいした環境の変化というものはほとんどなく、先生も、同じ学校の中にいるわけで、ホントにそれほど変わらないのです。

・・・のはずでした。
英語の時間。英語の先生は非常勤の方で、3年前に赴任してきてから、1年間のブランクはあったものの、いろいろとかかわっていた先生でした。
先生は「お前らをちゃんと大学つれていくから」と頼もしいことを豪語していました。
もうすでに、前の時間のように雑談で終わるだろうと考えていた私たちだったのですが、突然先生は、
「別の学校にうつることにきまってな・・・」
なんて、言い出し始めました。
その瞬間は生徒は意味のわからない言葉に笑ってしまいました。
というのも、つい数日前まで、「まだ来年、お前らのクラスを担当できるかはわからないけど、できたら持ちたい」
というような内容のことを言っていたためでした。
ただ、話が進むにつれて、教室の中がしんみりしたムードになり、生徒もみな、なんとなく理解してしまったため、先生は泣きそうでしたし、生徒の中でも、そういった感じの人も何人かいました。

理由はいろいろだとは思いますが、それが先生の選んだ道であるなら、仕方がないことです。
生徒としてはつらいことですが、おそらく先生もつらいと。
自分の場合は1年ブランクなどもあり、それほど深くかかわっていなかったためそれほどつらくはなかったのですが、友人はほぼ3年間教わったということで、ぼろぼろでした。
それだけ、その友人にとって大切な先生であったということですよね。

3月・・・それは何かが終わるときです。
不思議ですが、1年のサイクルの区切りが3月だからです。
人はいつか別れてゆきます。
それはおそらく避けることはできないことです。
いつも、あたりまえだったものがなくなることはさらにつらいことです。
それがなくなると思ってもいなかったから。

明日も当たり前だと
いつまでもそうだと
でも違ったんだと

3月・・・それは人が別れ行くときです。
でも
出会えたこと
それが一番よかったことだと
そう思って

3月・・・それは分かれ道です。
それぞれの道を歩き出します。
分岐点
そうして誰かと別れても
いつかまたどこかで出会う
そう思って

3月・・・それは出会うきっかけです
いつかまた。


・・・先生ありがとうございました♪