日大アメリカンフットボール部の、宮川泰介君の会見を見ました。
20歳になったばかりの若者が、自ら会見に臨むだけでも、
かなりの勇気が要ったことでしょう。
宮川君は「やってしまった自分が悪い。申し訳ありません。」と頭を下げていました。
自分がしてしまった事に真摯に向き合い、心からお詫びをしているのだな~と、
彼の誠実な思いがひしひしと伝わってきました。
御自身で語っておられたように、宮川君自身の弱さもあったことでしょう。
メンバーから外されるかも。。。と云う焦りもあったのかもしれません。
あの様なことは、決して許されることではありませんが、
試合の後の号泣や、昨日の会見を見ると、後悔や反省の強さが伝わってきて不憫でした。
また、「僕には、アメフトをする権利がありません。」
と言い切った宮川君の心意気には、潔さを感じました。
そして、事実だけを淡々と語り、
監督やコーチを非難しないところが素晴らしいと思いました。
色々な事情があるとは思いますが、曖昧な謝罪をした監督よりも、
宮川君は、ずっとずっと立派だと思います。
しかし、今まで打ち込んできたアメフトを、このような形で断念せざるを得ない現実。
そして、20歳の普通の若者が、騒ぎの渦中に置かれてしまう現状。
そんな宮川君の気持ちを考えると、あまりにも痛々しくて涙が出ます。
被害者の学生さんや関学にも、宮川君の気持ちは伝わっているのではないかと思います。
関学の学生さんの怪我が、出来るだけ早く完治しますように。
そして、その学生さんにも、宮川君にも、1日も早く日常が戻りますように願っています。
マスコミの方々には、節度を弁えた報道をお願いする次第です。