ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

アスペルガー児の反抗期~お母様の叫び

2019-04-02 | 障がい児教育

昨日の午後、電話が鳴りました。

全然見覚えの無い番号でした。

電話に出ると、それは落ち着いた女の人の声でした。

「あの。。。◯◯さんから聞いたのですが、
先生は発達障がいの子達に、ピアノを教えているとうかがったのですが。」

「はい、教えております。」と応じると、

実は私の息子は発達障がいで。。。。と、

そのお母様は語り出しました。

 

話を聞くと、

息子さんは4月から中学2年生。

知的な遅れは無いのですが、アスペルガーの診断を受けているそうです。

思った事を、すぐに口に出すのでトラブルが多く、
加えて、最近は反抗期なのか、直ぐに切れて暴れたり暴言を吐いたりするそうで、

お母様は、ほとほと困っていらっしゃる御様子でした。

そのせいか、お母様御自身も鬱病のお薬を飲んでいらっしゃるらしく、
相当疲れている様子が伝わってきました。

私は、お会いした事の無い その子に思いを馳せながら、
なるべく相づちだけを打つようにして、お母様の話を聞きました。

お母様は、私に心を許したのか、延々と喋り続け、
気がついたら50分近く語っていらっしゃいました。

 

ひとしきり喋り終わると

「今日は、話を聞いてくださってありがとうございました。
本当に気持ちが楽になりました。」

と何度も何度も仰いました。

その男の子は、ピアノに興味はあるらしいのですが、
お母様の提案や誘いは、ことごとく反発するそうなので、
実際に習いに来られるかどうかは分かりません。

でも、私と喋った事で、そのお母様の気持ちが楽になったのならば、
少しはお役に立てたのかな。。。と思った出来事でした。

 

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