INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

スマッシュ!!11とPAO~N(3)

2009年10月14日 | マスコミ
(2)のつづき)
---------------------------------------------------
沢:そうそうそう。ちなみに、ちょっと遡りますと、FM福岡が開局したのが1970年、昭和45年ということで、ここはもう森口さんも松ちゃんも生まれてる。
森:そうですね。
松:そうですね。
沢:35年前だ。そして結局、井上さん、「スマッシュ!!11」が17年、1986年ですね。最後の放送が。
井:そうですね。
沢:えー、あれからもう20年近く。
井:そう、19年になりますね。
沢:長いですねぇ。毎日夜だったでしょう。
井:うーん、そうです。月曜日から金曜日までね。
沢:これ正直な話、もう、もういいやとか途中で思われたことなかったですか?
井:うーん、だから小学校に入学して6年でしょ、中学校3年でしょ、高校3年でしょ、1年浪人して、ね、大学卒業する、それが17年なんですよ。で、それをこう、指折り数えたときに、ああ、もう私はそろそろ卒業しなくちゃ、それにKBCさんのねぇ、沢田さん、この「PAO~N」っていうねぇ、元気なねぇ、非常にテンポのいい番組が裏で始まった。
沢:うち裏番組でした。
井:これはもう、沢田さんには敵わないな。このテンポにはついていけないな、そこで卒業しましょうということでスマッシュ卒業式やったんです。
松:そうなんですかー、僕ねー、後半の頃なんですけどねー、サトルさんのラジオに、電話でよくかけさしてもらいましたよー。
沢:覚えてらっしゃいますか。
井:覚えてるような覚えてないような…。
森:え、何てかけたの?
松:僕ね、ものまねができるんですよー、井上さんちょっとラジオで聞いて下さいよー。
井:それはあります。
沢:覚えてる。
井:覚えてる。それは覚えてる。
松:当時のねー、電話のオペレーターの方とねー、女の子と喋れるって嬉しくてですね。
井:番組終わったあとお話ししたでしょう。
松:お話ししました。
井:ね、番組が終わったあと。
森:どっちが目的なの、番組でお話したいのかオペレーターと…。
松:いやいやオペレーターの方とも喋れるし、でも、ラジオに出さして下さいって何度も喋ったら、井上さんと喋らせて下さい、井上さんと喋らせて下さいって言ったんですよ。そしたらオペレーターの方がねぇ、悪いなぁと思ったんでしょう。何度も何度もよく電話するから。じゃあね、ラジオ終わったあとちょっと井上さんに話してみるって言ったんです。そしたらね、ラジオ終わったあとですよ、山口の僕の自宅ですよ、自宅に井上さんから直接電話いただいたんですよ。
沢:ありがたいですよ。
松:だってね、だから思った。テレビもラジオもそうですけどね、なんでもそうですけど、映ってるときだけ頑張ればいいってもんじゃないですよね。映ってないところでここまでしていただいてありがたかったの覚えてます。
沢:それが長く続いた要因でしょうね。やっぱりね、身近でしたもんね。
松:リスナーの方をすごく大事にされてましたね。
森:そういう経験って、松ちゃん一生忘れないですよね。井上さんにもらった優しさ。
松:忘れないですよ。だってね、僕ね、何分くらい話してましたか、20分、25分くらいものまね聞いていただいたの覚えてますよ。
沢:やりすぎたよ、それ。さて、今日ね、会場にお越しの皆さんの中にも元「スマッシュ!!11」のリスナーだったという方、たくさんいらっしゃると思うんですが、実は今からちょうど20年前、つくば博覧会というのがありまして、そのときの、ポストカプセル郵便という企画があったんです。これ、20世紀の私から21世紀のあなたにハガキを送ろうという企画があったんですが、当時スマッシュのリスナーだったある少年が、21世紀の井上サトルさんにハガキを送るという設定で送ってたんですよ。
井:そうなんですよ。
沢:そのときのハガキ、サトルさん…。
森:持ってらっしゃる!
井:2001年にですねぇ、自宅に年賀状で届いたんですよ。
森:郵便番号がまだ5桁の時代ですねー。
井:“明けましておめでとうございます。63歳のサトル様、お元気にお過ごしですか。私は16年前の「スマッシュ!!11」の常連の一人、オオモリ○○です〔下の名前も放送されましたが、一般の方なのでここでは伏せます〕。覚えていてくれていますか。僕は今は13歳ですが(このハガキを書いているとき)、本当は今29歳です。本当に月日の経つのは早いものですね。「スマッシュ!!11」はそのときまで続いているでしょうか。お元気で”という。2001年に飛び込んでまいりましてねぇ。思いました。そのときにねぇ。嬉しかったんですけど。つくば博に行って、このポストカプセルに出すのに、このハガキ1枚しか宛名がなかったんだなぁと思うと、この少年がね、寂しかったんだなぁ、もっと好きな人に出さなかったのかなぁ、「スマッシュ!!11」にしか出さなかったのかなぁ、という、そういう思いがしましたねぇ。
沢:でもオオモリ君って覚えてますか?
井:でね、僕はあわててね、これいただいたときに、この住所に手紙をすぐ出しました。そしたら返事が来ました。ちゃんとした青年になってました。そして、放送業界に入ってました。
沢:実は井上さん、オオモリ君に来てもらってます。オオモリ君どうぞ!
森:えーそうなんですか。やー。
松:あらー。
沢:今がっちりと、当時のリスナー、オオモリ君と握手です。
オ:初めまして。
井:初めまして。ほんとに初めまして。えー、ありがとうございました。失礼なこと言ってすみません。孤独だったなぁなんて話をしまして。で、賀状、私出したときにびっくりしたでしょう?
オ:ああもうびっくりしました。サトルさんから年賀状来るとは思わなくて、はい。
井:で、そのあとできるだけ会うまいと思ってたんです。これはやっぱり思い出の中のページだから。で、関連の仕事に就いてます、というおハガキをいただいたけれども、一度も敢えてお目にかかりませんで、今日はじめてお目にかかりました。
沢:もうね、こうやって立派な大人になってる訳です。今33歳。
オ:今34歳です。
沢:なんとですね、井上さん、先週、子供さんが生まれたという。
森:おめでとうございます。
井:おめでとうございます。それはよかった。
森:すごいですね。なんかラジオを通じて、一人の方の人生をみんなでこうやって祝福できたり、お互いこう祝福したり、すごいことですよねー。
松:この月日ってすごいですよねー。
沢:長いですよねぇ。でも立派な大人になってね。
井:本当に安心しました。
松:お子さんの名前はもちろんサトルにしてるんでしょうねぇ?
沢:嫌な質問しますね。
森:今こう、咳ばらいしちゃってるじゃないですか。
沢:オオモリ十一(じゅういち)とかね、名前だったらよかったんじゃないかということでね。オオモリさん、今日はどうも、本当にありがとうございました。
井:頑張ってくださいね。
森:放送業界にお勤めということでね、また、井上さんのお仕事もね、すごく影響を与えたんでしょうねー。私たち今度使ってくださいね。
沢:なんでここでお願いせないかん。
松:森口さんとパッケージでお願いします。
沢:実は井上サトルさんには内緒で、ちょっとオオモリさんをね、呼んでましてですね。
井:びっくりしました。
沢:まあ、感激の対面と。AMラジオの良さっていうのはこういうところにもあるなと、皆さまわかっていただけたんじゃないかなと思います。「天神ラジオパラダイス・AMラジオ今昔物語」、この番組は、福岡市中央区天神大丸パサージュ広場特設ステージから、FM福岡、CROSS FM、RKBラジオ、KBCラジオ、4局同時生放送でお送りしておりまーす。

(CM)
---------------------------------------------------
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする