そらち旅日記 Vol.2

北海道空知総合振興局の職員が集めた旬の情報を、そらちの風に乗せてお届けします。

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今年の締めは・・・あの「KURISAWA BLANC」を飲み比べ

2012年12月28日 | 空知のワイン
岩見沢市栗沢町にある「ナカザワヴィンヤード」は、
ご夫婦お二人だけで経営されている小さな小さなブドウ畑。
ですから当然生産されるブドウも極少量、
でもそこからはとっても素晴らしいワインが生まれるのです。
この知る人ぞ知る逸品ワイン「KURISAWA BLANC(クリサワブラン)」は、
毎年の発売後あっという間に売り切れてしまうほどの人気があります。




自慢する訳ではありませんが、実は我が家にこの希少な「KURISAWA BLANC」の
2009、2010、2011ヴィンテージのストックがあるんです。
それぞれのヴィンテージの差、年月を経た熟成度合いはどうなっているのでしょう。
思い切って一気に飲み比べ、いわゆる「垂直飲み」で試飲してみます。

  


このうち「KURISAWA BLANC 2011」は今秋の9月に発売されたものですが、
2009と2010のヴィンテージは暑~い夏を家の中の普通の場所で過ごしてきましたから、
もしかしたら劣化しているかもしれません。
一緒に試飲してくれる皆さん、せっかく楽しみにしているのに、
ダメになっちゃってたらゴメンね~

ワインにはやはり、それに合う「食」が必要ですよね。
自分で作るのも大変なので、今回は持ち込みの出来るビストロで。
試飲ですから、最初は取りあえずのバケットとチーズをオーダーします。






個人的には、このワインはあまり冷やしすぎないほうが良いと思うので、
冷蔵庫から出してしばらく室温になじませておきましたよ。
さて抜栓! ソムリエさんの鮮やかな手際をご覧ください。




それぞれのヴィンテージをグラスに注いでみました。
輝くような淡い黄金色をしていますが、2009の色が若干濃いような気がします。
グラスの中は、花や果物、ハーブのような豊かで華やかな香りに満ちています。
取りあえず色の感じと香りを嗅いだ限りでは、
どれも劣化はしていないようですね、良かった、良かった。




口に含んでみると、どのヴィンテージも全体的に、
まずライチのような香りがして、それからいろいろな果物の香りやミネラル感、
繊細な酸と程よい甘みなどが複雑かつバランス良く入り混じって、
それが長く余韻として残ります。どれも文句なくおいしい。

「KURISAWA BLANC」は、ゲヴゥルツトラミナー、ピノ・グリ、ケルナー、シルヴァーナー、
ピノ・ノワールなどのブドウ品種が、毎年絶妙な割合でブレンドされています。
ボトルの裏のラベルには、主な品種が割合の多い順に(多分)記載されています。
2009は、ピノ・グリ、ゲヴゥルツトラミナー、ケルナー、シルヴァーナー、ピノ・ノワール      
2010は、ゲヴゥルツトラミナー、ピノ・グリ、ケルナー、シルヴァーナー、ピノ・ノワール      
2011は、ゲヴゥルツトラミナー、ピノ・グリ、ケルナー、ピノ・ノワール、シルヴァーナー      
と微妙に違っていますが、
この品種の違いがワインの味わいにどう影響しているのかはよく分かりませんでした…。




どれもおいしいワインですが、あえてヴィンテージごとの違いを挙げてみます。
まず2009。
酸もしっかりありますが、熟したトロピカルフルーツやハチミツのような濃厚な味わいがします。
時間がたつにしたがってこれがだんだん強くなってきます。
これはワインが開いてくるのか、温度が上がってくるからなのでしょうか。
2009は、他のものより少し冷やし目にして飲んでみたい気がします。

次に2010。
酸はやや奥に引っ込んでいて甘みが先に感じられ、ややトロリとした飲み心地。
これも時間が立つにつれて控えめだった酸が感じられるようになって複雑でバランス良く、
サラッとした感じになってきました。
このワインは、ゆっくりと飲んだ方が良いのかもしれません。

最後に一番若い2011。
香りが強く、フレッシュな酸と甘みのバランスが良くて、爽やかでありながらもまろやかな味わい。
私的には今回の試飲で一番のお気に入り、1年おいておいて是非来年も飲んでみたい! 
2011からは、これまでのブレンド方式に変えて、
いろんな種類のブドウを最初から同じタンクに入れて発酵させる
「混醸」方式になっているそうです。
早いうちから一緒になったブドウたちが渾然一体となってなじんでいるような、
こんなことも影響しているのでしょうか。

さて一通り試飲したところで、さあ解禁です。心ゆくまで飲みましょう。
お料理もこのワインに合いそうなものを追加していきますよ。
「海老のガーリックバター焼き」、「砂肝のコンフィ」、
「ズワイガニとニョッキのグラタン」…。う~ん、おいしそうだ。








中でも「KURISAWA BLANC」に良く合ったのは、「鶏白レバーのパテ」と「生ハム」。
ワインの微妙なとろみ、ほのかな甘みと程よい酸のバランスに、
クリーミーで軽いムースのようなパテと
生ハムの熟成した脂の甘みが抜群のマリアージュ、旨~い!
ワインも時間がたつほどにどんどん花開いていくようで、
さらに香り高くさらにおいしくなってきました。






結局、保管状態の影響もあったでしょうし、
何よりも飲み手の力量の問題が大きくて、各ヴィンテージの特徴をちゃんと
理解できたかどうかはかなり怪しいところ。
でも酔っぱらいの結論としては、微妙な差こそあれ「どれもこれもおいしかった~」でした。
ワインをきっかけにして会話も弾みます。
もう難しいことは抜きにして、あーでもない、こーでもないと言いながら、
おいしい料理とともにみんなでワインを楽しみましょう。
ワインは、会話を楽しむため、食事を楽しむため、人生を楽しむための素敵なお酒、
そのことを改めて実感した楽しいひとときでした。
それでは、おいしいワインと素敵な仲間に乾杯!!

さて、この「KURISAWA BLANC」は、これまで栃木県にある
「ココファーム&ワイナリー」で醸造されていましたが、
今年のブドウからは新しく岩見沢市栗沢町にできた
「10Rワイナリー」で醸造されることになりました。
栗沢生まれの栗沢育ち、生粋の「KURISAWA BLANC」に会えるのはきっと来年の9月頃。
もう今からとっても楽しみですね♪


ナカザワヴィンヤード
岩見沢市栗沢町加茂川140
TEL 0126-45-2102
http://www.nvineyard.jp/index.shtml
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