夕張市のメインストリートから少しはずれた所にある小さな一軒家、
ここは「FIVE PENNIES」です。
いつもは軽食や飲み物を出してくれるJAZZ喫茶ですが、
今日（10月１日）はここで小さなコンサートが開催されます。
がんばれ夕張チャリティー「夕張の杜コンサート」です。
30人も座れば一杯になりそうなお店ですが、中に入ると天井が高くて意外に広々。
音響も良さそうで、こんなコンサートにはピッタリのお店ですね。
この「夕張の杜コンサート」ですが、夕張の活性化と支援を目的として、
今年から夕張の経済界や夕張にゆかりのある方などが中心となり、
札幌大谷大学音楽学部の生徒さんたちの協力を得て開催されることになりました。
これまで２ヶ月に一度のペースで開催されてきましたが、今日で３回目になります。
夕張はかつて炭鉱で繁栄したまち、最盛期には10万をはるかに超える人口を有し
産業とともに文化も栄えた地域です。
例えば映画の封切りも東京とほぼ同時、興業なども優先的に実施されるといったように、
夕張にいれば日本の文化の最先端に触れることができたといいます。
夕張市民の中にはそうした土台がしっかりと根付いているように思います。
この夕張で、「映画祭」や「コンサート」が開催されるということ、
こうした歴史を踏まえるととても意義深いことですね。
さて、今日の出演者は、フルートの渡辺愛美さん、オーボエの奥谷瞳子さん、
ピアノの畔田亜加里さん。皆さん札幌大谷大学音楽学部の４年生、
このトリオで演奏活動をすることも多いそうです。
プログラムは、第１部がおなじみ葉加瀬太郎の「エトピリカ」で始まり、
懐かしい「日本の四季メドレー」、ショパンの「ノクターン」で華麗なピアノの演奏にうっとりしたあとに、
Ｍ．ドゥリングの「フルートとオーボエの為のソナタ」。
休憩を挟んだ第２部では、ダグラス＆ワイス「この素晴らしき世界」、
服部良一「蘇州夜曲」、Ａ．ギャニオン「めぐり逢い」といったなじみ深い曲に続いて、
Ｍ．アーノルドの「ブルジョア組曲」より「ダンス、バラード、ワルツ」で終了。
皆さん、フルート、オーボエ、ピアノが奏でる素晴らしいハーモニーに
すっかり魅了されていましたよ。
演奏途中のおしゃべりも楽しい、今はオーボエの演奏の難しさについてお話しているところ。
さらにオーボエが大変なのは、口にあたる部分のリード（発音体）も自分で作るのだそう。
奥谷さんがリードの入った箱を見せてくれましたが、こんなにたくさん必要なんですね！
ところで、３人の服装がどこかアンバランスなのにお気づきでしょうか。
そうピアノの畔田さんのあでやかなドレス姿に比べて、
残りのお二方はしっかりと暖かに身繕っています。
実は、昨晩の天気予報で今日の夕張の最高気温は13℃と知ったお二人は
ドレスを断念したそうなんですが、それを畔田さんに伝えるのを忘れちゃったという訳です。
確かに山の上の方にある夕張はもう冬の気配、でも大丈夫、
お店の中ではちゃんと薪ストーブに火が入れられていました。
薪の炎がパチパチ、とっても暖かです。
演奏の最後には、アンコールの拍手に応えて「アメージンググレイス」、
さらに大サービスでもう一度リクエストのあった「この素晴らしき世界」を演奏してくれました。
本当に素敵なコンサートをありがとうございました。
３人とも演奏中の顔はしっかりとアーティストでしたが、
素顔はこんなにかわいらしいお嬢さんたち。
皆さん現在は４年生なので来春には卒業ですね。
これからはもっともっと広いステージに飛び出していって活躍されることを信じていますよ。
また、このコンサート、これからも後輩の皆さんが引き継いでいってくれると嬉しいですね。
コンサートが始まる直前でしたが、会場に行く途中に大きな虹が架かっていました。
虹を見るのは久しぶりです。
虹は希望への架け橋、どうかこうした小さな試みが実を結んで
夕張の明日へつながっていきますように。
次回は12月17日（15時開始）にクリスマスコンサート、
２月末の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」の時期にも開催される予定です。
その頃は夕張もすっかり深い雪の中、
暖かなストーブの炎を見つめながら素敵な音色を楽しんでみませんか？
入場するのに特に予約は必要ありませんが、
当日入場料500円とワンドリンク500円を支払うというシステムになっています。
コンサートに関するお問い合わせは、直接「FIVE PENNIES」にお電話くださいね。
FIVE PENNIES
夕張市千代田２５-２
TEL ０１２３-５６-６６５０
11:00～21:00／日曜定休
http://www.a1.i-friends.st/?in=FIVEPENNIES
ここは「FIVE PENNIES」です。
いつもは軽食や飲み物を出してくれるJAZZ喫茶ですが、
今日（10月１日）はここで小さなコンサートが開催されます。
がんばれ夕張チャリティー「夕張の杜コンサート」です。
30人も座れば一杯になりそうなお店ですが、中に入ると天井が高くて意外に広々。
音響も良さそうで、こんなコンサートにはピッタリのお店ですね。
この「夕張の杜コンサート」ですが、夕張の活性化と支援を目的として、
今年から夕張の経済界や夕張にゆかりのある方などが中心となり、
札幌大谷大学音楽学部の生徒さんたちの協力を得て開催されることになりました。
これまで２ヶ月に一度のペースで開催されてきましたが、今日で３回目になります。
夕張はかつて炭鉱で繁栄したまち、最盛期には10万をはるかに超える人口を有し
産業とともに文化も栄えた地域です。
例えば映画の封切りも東京とほぼ同時、興業なども優先的に実施されるといったように、
夕張にいれば日本の文化の最先端に触れることができたといいます。
夕張市民の中にはそうした土台がしっかりと根付いているように思います。
この夕張で、「映画祭」や「コンサート」が開催されるということ、
こうした歴史を踏まえるととても意義深いことですね。
さて、今日の出演者は、フルートの渡辺愛美さん、オーボエの奥谷瞳子さん、
ピアノの畔田亜加里さん。皆さん札幌大谷大学音楽学部の４年生、
このトリオで演奏活動をすることも多いそうです。
プログラムは、第１部がおなじみ葉加瀬太郎の「エトピリカ」で始まり、
懐かしい「日本の四季メドレー」、ショパンの「ノクターン」で華麗なピアノの演奏にうっとりしたあとに、
Ｍ．ドゥリングの「フルートとオーボエの為のソナタ」。
休憩を挟んだ第２部では、ダグラス＆ワイス「この素晴らしき世界」、
服部良一「蘇州夜曲」、Ａ．ギャニオン「めぐり逢い」といったなじみ深い曲に続いて、
Ｍ．アーノルドの「ブルジョア組曲」より「ダンス、バラード、ワルツ」で終了。
皆さん、フルート、オーボエ、ピアノが奏でる素晴らしいハーモニーに
すっかり魅了されていましたよ。
演奏途中のおしゃべりも楽しい、今はオーボエの演奏の難しさについてお話しているところ。
さらにオーボエが大変なのは、口にあたる部分のリード（発音体）も自分で作るのだそう。
奥谷さんがリードの入った箱を見せてくれましたが、こんなにたくさん必要なんですね！
ところで、３人の服装がどこかアンバランスなのにお気づきでしょうか。
そうピアノの畔田さんのあでやかなドレス姿に比べて、
残りのお二方はしっかりと暖かに身繕っています。
実は、昨晩の天気予報で今日の夕張の最高気温は13℃と知ったお二人は
ドレスを断念したそうなんですが、それを畔田さんに伝えるのを忘れちゃったという訳です。
確かに山の上の方にある夕張はもう冬の気配、でも大丈夫、
お店の中ではちゃんと薪ストーブに火が入れられていました。
薪の炎がパチパチ、とっても暖かです。
演奏の最後には、アンコールの拍手に応えて「アメージンググレイス」、
さらに大サービスでもう一度リクエストのあった「この素晴らしき世界」を演奏してくれました。
本当に素敵なコンサートをありがとうございました。
３人とも演奏中の顔はしっかりとアーティストでしたが、
素顔はこんなにかわいらしいお嬢さんたち。
皆さん現在は４年生なので来春には卒業ですね。
これからはもっともっと広いステージに飛び出していって活躍されることを信じていますよ。
また、このコンサート、これからも後輩の皆さんが引き継いでいってくれると嬉しいですね。
コンサートが始まる直前でしたが、会場に行く途中に大きな虹が架かっていました。
虹を見るのは久しぶりです。
虹は希望への架け橋、どうかこうした小さな試みが実を結んで
夕張の明日へつながっていきますように。
次回は12月17日（15時開始）にクリスマスコンサート、
２月末の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」の時期にも開催される予定です。
その頃は夕張もすっかり深い雪の中、
暖かなストーブの炎を見つめながら素敵な音色を楽しんでみませんか？
入場するのに特に予約は必要ありませんが、
当日入場料500円とワンドリンク500円を支払うというシステムになっています。
コンサートに関するお問い合わせは、直接「FIVE PENNIES」にお電話くださいね。
FIVE PENNIES
夕張市千代田２５-２
TEL ０１２３-５６-６６５０
11:00～21:00／日曜定休
http://www.a1.i-friends.st/?in=FIVEPENNIES
