そらち旅日記 Vol.2

北海道空知総合振興局の職員が集めた旬の情報を、そらちの風に乗せてお届けします。

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札幌の路地裏で「芦別」に出会う ~ 炭鉱ホルモン「欽ちゃん」

2012年11月16日 | 空知の食
近代日本の発展を支えてきた石炭産業、
そこで働く炭鉱従事者の方々に愛された食べ物のひとつに“ホルモン”があります。
安くて栄養価が高くて美味しい、味噌味で豚ホルモンを煮込んだ赤平の「ガンガン鍋」、
歌志内の「なんこ鍋」は馬のホルモンをこれも味噌味で煮込んだもの、
旧産炭地では独特のホルモン文化が育まれてきました。

広大で豊かな森林資源に恵まれて林業が盛んな芦別市も、
もともとは炭鉱で発展してきたまち。
ここでも炭鉱で働く人々はホルモンを愛食、
かつては市内にたくさんのお店があったそうですが、
今でもホルモンの名店が残っていますよ。

札幌は狸小路のはずれ1丁目アーケードの北側にある路地、
その中に炭鉱ホルモン「欽ちゃん」があります。
芦別出身のオーナーが、小さい頃にお父さんに連れて行ってもらった
ホルモン焼き屋の味が忘れられなくて開業したというお店です。




階段を上ったところのドア。ん~、今日はお休みかな?
おっとドアの上の隙間からかすかに明かりが漏れていますよ、ホッ。
中に入ってみると、店内は昭和の香りがいっぱいのレトロな雰囲気。

 


入り口や店内の壁には昔懐かしい写真が飾られています。
これは「炭住(炭鉱住宅)と冬支度」。
昔はどこの家でも、長い冬のために保存食用の大根を大量に干したものです。




スタッフにも空知関係者がいました。
このお二人は滝川と芦別の出身だそうですよ、嬉しいなぁ。






メニューはたくさんありますが、
「炭鉱ホルモン」、「シンタン」、「豚サガリ」のトリオは、特にお店のおすすめ。




イチオシはやっぱり「炭鉱ホルモン」、
豚の大腸を冷たい水で洗うことによって臭みがなく、プリプリした歯ごたえ、
噛みしめるほどに旨味と甘みがにじみでてくるようです。
もうこれはいくらでもいけちゃいます。
宴会コースは「炭鉱ホルモン」のお替わり付き。
中でも「思いっきりコース」では「炭鉱ホルモン」がお替わり自由!になっているというのも頷けます。
網の手前側にあるのは、豚のハツ(心臓)とタン(舌)のミックス「シンタン」。
あっさりしていてコリコリの食感、これも旨っ。






欽ちゃん流の食べ方は、まず「タレを育てる」ことから。
先にホルモンを食べて、ホルモンの旨味がタレに充分に溶け込んだところで、
他のメニューを付けて食べるというものです。
左側がベースのタレ、右側がそのタレにニンニクと辛味噌と白ゴマを加え、
さらにホルモンの旨味が溶け込んだタレ。白ゴマをたっぷり入れるのも欽ちゃん流。
試しに「シンタン」や「豚サガリ」を両方のタレでいただいてみましたが、
なるほど後者の方が断然美味しい。




こちらもお店のおすすめ「石炭ザンギ」、石炭そっくりで真っ黒!
大振りのザンギには、こんな風に食べやすくナイフがはいっていました。

  


ところで、今や芦別名物といえば熱々で具だくさんのとろみスープ「ガタタン」
このお店でもあの「ガタタン」をいただくことができるんですね♪




ここで、芦別ご当地ドリンク「タングロン」発見。
パッケージには「昆布エキス飲料」とありますが、いったいどんな味?
原材料は昆布酵素エキス、リンゴ果汁などとなっています。
飲んでみるとリンゴの爽やかな味わいがしてフツーに美味しい、
いわゆる昆布の風味は感じられません。芦別出身の若いスタッフのお話によると、
「タングロン」は給食にも出ていたそう、地元ではメジャーな飲み物なんですね。
「タングロン」とショウチューを2対1で割ってオンザロックにしたものが「タングロック」。
これけっこういけます、昆布エキスが身体に染みわたるぅ~(ような気がする)。

  


今回は芦別メニューを中心にご紹介しましたが、
他の焼き肉メニューも安くて美味しくて大満足。
皮がモッチリの「ホルモン屋の餃子」や「タマポテサラダ」などの
サイドメニューも充実しています。
また利用金額2千円ごとに、割引になるスタンプを押してくれますよ。
スタンプカードは「欽ちゃん出簿」。




懐かしくて美味しくてフトコロにも優しい炭鉱ホルモン「欽ちゃん」、
札幌で芦別ルーツのおいしいホルモンを堪能しました。
今度は元祖芦別のホルモン店も是非探訪してみたいですね。


炭鉱ホルモン「欽ちゃん」
札幌市南2条西1丁目 第二広和ビル2階
TEL 011-210-1138
16:00~24:00(日祝15:00~23:00)
http://www.katoshoten.jp/kinchan/
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