何事も経験は生きるもので、義母の時に散々な思いをした通夜告別式の準備が順調に進んでいます
その上、夫の会社関係は退社でなくなり、親戚も高齢になったので出席者が少なくなりました
もちろん高齢だった義父の友人はもう誰も居ません
元々義父の意向で今回は家族葬にするように考えていましたので参列者は少なくなるのは分かっていました
1月の寒い中わざわざ来ていただくのは義父の意に反するような気がします
私の友人にも亡くなった事のお知らせだけで会葬は遠慮させていただく事をメールしました
さて、今日のお通夜
地元の駅のすぐ近くにできた最大40名までの小さなホールです
20名くらいですからそれでもゆったりとしていました
おじいちゃんは心がけが良いので、今日は大寒波も少し落ち着いて穏やかな日でした
駅の近くの線路沿いなのでトモクンは控室の窓際で電車・列車・貨物車など見放題でご機嫌で、
お通夜の間中もずっと良い子でいてくれました
ありがとうね
そして夕焼けがきれいでした
読経が始まって、義父と今まで過ごしてきたことが思い出されたら涙と鼻水で白いハンカチはぐしょぐしょになりました
足取りが危ういので人混みの中は腕を組んで歩いたこと
ひとりで買い物に出て帰って来ないから汗だくになって探した真夏の夕暮れ
夕食の世話をして帰る時は「いつも忙しい時に悪いね、じゃあ気をつけてねぇ~」と毎回忘れずに言ってくれたこと
嫁と義理の父なのでお互いに遠慮や気遣いがありました
それがとてもいい関係だったと思います
義母には持てなかった感情はこの義父の心遣いのおかけだと思っています
おじいちゃん
最後までボケのボの字もなく、耳も遠くならず、お箸もずっと使えて、
そして何よりいつも私に優しくしてくれてありがとう
明日は本当に最後のお別れですね
きっとまた涙と鼻水でひどい顔になってしまうけどそれが私の最後の感謝です