宙の散歩道

宇宙探査機開発エンジニアを目指している宙ガールによる、小学生レベルの宇宙に関する妄想等々。

ハッブルとともに美しき宇宙へ

2014-03-27 00:29:28 | 素敵な本☆(書籍紹介)


ハッブル宇宙望遠鏡の写真とその解説が載っています。お値段は税抜きで933円。
厚さは薄いですが、その分中にはDVDもついていますよー☆彡(音声はすべて英語で、字幕のon.ofができます。)

美しい星雲や銀河の写真に魅了されっぱなしです(*´д`*)ハァハァ

楽しい宇宙論づくり

2014-03-26 23:11:41 | 宙妄想
「宇宙はいかにして生まれ、いかにして終わるのか?」という名の前置き

「ビックバン」や「インフレーション」という単語は聞いたことがありますか??
最近、アメリカのチームが南極の天体望遠鏡を使用して、宇宙が生まれたばかりの頃の重力波(時空のゆがみによる波)を観測することに成功しました。これは、インフレーション理論を観測面から強く裏付けるものであります。
インフレーション理論とは、簡単に言うと「無」から宇宙の種がポンと出てきたと思ったら、それがグーーーーンと爆発するかのように広がった、ということです(アバウトすぎてごめんなさい(笑))。

現代ではこの理論が有力ですが、まだまだいろんな人がいろんな宇宙論を唱えています。
「この宇宙には終わりはなくて、最初も最後もないんだ!」という宇宙論や、インフレーション理論のような「この宇宙には終わりがあって、いづれ終わり(ビッグクランチ)が来る!」という宇宙論もあります。

天文学の歴史をさかのぼってみると、蛇や亀などで構成されていたり、エジプトの宇宙観では神様が覆いかぶさっていたり。どの時代でも宇宙は果てしなく広くて、訳わかんなくて、とっても面白いです(笑)


私の尊敬する物理の先生は、宇宙論を唱える天文学者のことについて、こう言います。
「現代の天文学者は宇宙論について好き放題言ってるのさ(笑)」

そこで!
「新しい宇宙論を考えてみようぜ!」
大事なのは発想力。まずは根拠がなくてもいいから、面白い宇宙の姿を考えてみましょう!
学問は楽しいものでなくちゃ。学問=楽門(楽しみへの入り口)。


次回 宙妄想:私の宇宙論「反転脈動宇宙論」
漢字が多くて読みづらいですね(笑)
簡単に説明しますと、今まで仲間たちと議論した中で生まれた理論や、世の中で出回っている宇宙論をごちゃまぜにしてみた感じです。
アドヴァイス・意見等々、コメントお待ちしております♪

私と宇宙展

2014-03-23 19:02:17 | 活動
「私と宇宙」展最終日
場所:兵庫県三宮 関西国際文化センター

今日はちょっと遠出して、兵庫県まで行きました。
あいにくカメラを持っていくのを忘れてしまいましたので、撮影できるスポットもできませんでした(´・ω・‘)
入場無料なのに、結構楽しかったです♪渡部潤一国立天文台副台長に感謝。

驚いたのは、月面ローバーの3/4スケール模型。
ちゃんとタイヤにレゴリスついてるーーーーー!!!!
昨日まで月についての研究していた私にとってはウハウハものでしたwww

レゴリスとは…月面に隕石が衝突するときの速度は音速越えの場合が多く、その場合は隕石本体が接地するより先に、衝撃波によって表面の物質が高圧・高温になって飛び散ります。これをイジェクタといいます。それが砂になったものがレゴリス。そういうことで砕いて割れたままのレゴリスの形状はとがっていて、摩擦が大きいのです。大人気漫画「宇宙兄弟」にもあったように、静電気で引っ付きやすく、初期の宇宙飛行士(多くは元軍人さん)が吸い込んでしまって、花粉症みたいな症状が出ていたのにもかかわらず、強がって報告しなかったというのもこのレゴリス。表面のレゴリスはフワフワなんですが、地下に行くほど粒子が大きい「メガレゴリス」になり、そして固い地面になります。

最近までクレーターの直径と形状から月の裏と表のレゴリス層の違いを調べておりました。継続するかどうかはこれからの忙しさ次第。
データはNASAの教育プログラムである、MoonKAMからお借りしていました。一般の方々にも公開されていますので、ぜひ見てみてください。
http://images.moonkam.ucsd.edu/main.php

はじめまして。

2014-03-23 18:05:27 | 日記
はじめまして!
さたんと申します。ブログは初めてなので、探り探り更新していきたいと思います。

なぜ私が宇宙好きになったかといいますと、小学校の頃ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した星雲や銀河に感動したからです。
言い換えますと、宇宙が綺麗だから好きになりました。
すごく単純で浅はかな理由ですが、そんな理由でも宇宙好きは10年以上続いています。
それに加え、貪欲な私はおバカなことに「自分の足でここに行きたい!自分の目でこの光景を見たい!」と思うようになったのです。
しかし、今の科学の段階ではそれが実現する可能性はとても低いものです。そこで!「自分が作ったものでそこまで行こうじゃないの!」と思うようになったのです。もちろん、私が生きているうちに銀河や星雲にたどり着けるわけではありませんが。
それでも、「少しでも遠くに行きたい!遠くのものを見たい!」という気持ちは冷めません。

世間に生きている人の中には、「宇宙開発なんて、何の役に立つんだ。税金の無駄じゃないか。」という意見の人も少なからずいることでしょう。
実際に私の知人にもそういう意見の人がいます。私も正々堂々、真正面からその意見を否定できるような事も言えませんし、結果がすぐ出ない事に対してそういう考えを持つのもわかります。
しかし、科学の分野における開発は、どの分野においても長期的な時間が必要なのです。

学び、向上し、大人になっても成長することは人間にしかできないことなのではないでしょうか。
折角人間に生まれたのですから、人間としての人生を精一杯楽しみましょう。