先日から体調が悪化していたチャッピーですが、
ここ数日様々な動きがありました。
チャッピーの命に真剣に向き合っていたため、皆様にお伝えするのが遅くなってしまいました。
チャッピーの息苦しそうな症状は「声帯の扁平上皮癌」が原因でした。
喉のあたりに大きな癌ができてしまい、空気の通り道が本当に狭く、
人間で例えるならば、極細のストローで呼吸をし続ける感覚という状況でした。
手術前のチャッピーは本当に苦しそうで、目を見開いて「助けて!」と言っているようでした。
安楽死という選択をとってもおかしくないほど苦しい状態でした。
先生から手術でのどに穴をあけることになってしまうが、
手術によって呼吸が楽になるかもしれないと提案をいただきました。
その手術は今のチャッピーにはとてもリスクが大きく、
術中死の可能性がとても大きいということでした。
シェルターに連れて帰って、みんなに見守られながら安楽死をするか、
少ない可能性にかけて手術を行うか、とても悩みました。
手術を行ったとしても、長くは生きられないという説明も受けていました。
しばらく悩み、私は手術を行うという選択をしました。
手術中に亡くなったとしても、息ができなくなって亡くなるよりは楽に天国に行けるし、
もしかしたら手術が成功し、チャッピーが元気にシェルターに帰れるかもしれないと考えたためです。
6月1日の午後、手術を行いました。
手術中に亡くなりそうになった場合はすぐに呼びますという連絡をもらい、待合室で待機していました。
しかし2時間を過ぎても手術室に呼ばれることは無かったため、
これはもしかしたらチャッピーが頑張っているのかもしれないと思いました。
午後17時過ぎ、手術室に呼ばれ中に入ると、穏やかに呼吸をしているチャッピーがいました。
手術は無事に成功しました。
短いしっぽを一生懸命に振っていて、頑張って生きてくれて、とても嬉しかったです。
チャッピーを助けてくださった病院の方々には本当に感謝しかありません。
ここ2,3日寝ていなかったため、手術後酸素室に入ったチャッピーは爆睡していました。
手術の翌日の2日も朝からチャッピーの様子を見に行きましたが、そのときも穏やかに寝ていました。
退院したら、チャッピーは残された時間を穏やかにシェルターで過ごすことになります。
今までこの手術を行った猫は、どの子も短期間で亡くなっているというデータがあります。
チャッピーはどれだけ長く生きられるか分かりませんが、
チャッピーが幸せな時間を過ごせるようにサポートしていこうと思います。
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